「パリピ孔明(第3話 )」ラッパーを追い込んで舞台に上げるまでの一時間。
3話目。ここまで勢いつけてきた感があるが、今回はわかりやすい孔明の人を追い込んで仲間にしていく術は見れても、ラストにラップバトルを持って来なかったので、少し間延び感があった。全体の構成を考えてこうしたのだろうし、宮世琉弥が演じるラッパー、KABE太人は、この話でとても重要な一人であり、この登場回は大事なのだが、ここで彼のラップが存分に見られるわけでもなく、もう少しぶっ飛んだ構成にしても良かったのではないか?
KABE太人のライバルである、赤兎馬カンフーがKABEの家を訪ねてくる時、彼に対する会話がラップで始まったが、ここは面白かった。この絵面を見ていたら、作品全編がラップで綴られる映画作品などに可能性があるのではないかと少し思ったりした。日本は映像によるミュージカルシーンを作るのがとても下手だが、ラップならば日本語の固さみたいなものが柔らかくなりアリではないか?それなりの役者にラップを覚えさせることが結構大変かもしれないが、チャレンジしていただきたいところだ。レゲィとラップの青春映画なんか、いいのではないか?
ということで、今回は宮世のラップシーンが本格的に長く見られなかったのは残念なところ。宮世、ここまでダンスシーンがあるようなドラマに出ていたが、もう一つうまく使われていないような気がする。なかなか雰囲気がある俳優なので、この役をうまくこなせば、ここから化けてきそうだ。ジャニーズのいない穴を埋めていくのは彼のような役者でしょうね。
そういう中で、今回は上白石萌歌の存在も少し薄めな感じだった。ネットにも出ていたが、彼女の歌がずば抜けてないのが、ドラマに勢いをつけていないのも確かであり、ここからオリジナル曲を作っていく中でうまく彼女が前に出るようにしてもらいたいものである。ステーキ屋の菅原小春とのやりとりは面白くはあったが、菅原が少し頭が悪そうに見えるのがダメだなと思ったりもしたかな・・。
で、孔明が、宮世をいろんな人を使って追い込む様は面白いので、まあ、それなりに見てられるのは確かで、最後のせっちん責めはおかしかった。街にトイレのアイコンの衣装の人が歩いてるのは、他でも使えるなとか思ったりしたしね。
とはいえ、このドラマは音楽が過剰なくらいに流れるくらいが面白くなると思うのですよね。つまり、視聴者がクラブの中にいるような感じ。だから、先にも書いた、ラップでセリフを喋らすみたいなシーン増やしていったら、いいのですよね。
とにかくも、次回は、孔明vs KABE太人のラップ対決から。そこでの盛り上げがどれだけできるかは大事なところだと思っています!
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