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「アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~」クールビューティーの波瑠には興味あるが、設定が色々大丈夫かと思うよね・・。
脚本高橋悠也のオリジナル刑事ドラマ。とはいえ、フジテレビ、月火と続けて「記憶」を題材を核にしたドラマ。月曜は関西テレビ制作とはいえ、こういうバッティングは系列局間で防げないのか?色々ダメなフジテレビ。
そして、ここの主役はカメラアイを持つ刑事。こういう技を持つ人は本当にいるようで、脳科学者の中野信子さんが自分がそれで、授業で黒板に書かれたことを全て写真のように記憶して、テストが楽だったという話をしていたのを聞いたことがある。何人かに一人の能力なのだろうが、それだと忘れたい記憶が脳裏にこびりつくということもあるだろうから、結構面倒なものだとも言える。
とにかくも、ここでの波瑠は、現場検証でも一度見て脳裏にそれを刻む。そして、それを思い返して謎を解いていくというタイプ。だからこそ、その部下に森本慎太郎のような、勢いだけで頭を使おうとしない部下をつけておくのだろう。とはいえ、彼も初回では殺人犯の凶器を見つけ出すお手柄があったが・・。
で、初回の事件はスーパーマーケットの主人が殺され、家の床下に葬られていた事件。その現場にいた女性を見て波瑠は追いかける。彼女は数年前に起きた路上演奏していた女性の失踪事件の関係者で、波瑠はそれが記憶にあり追う。その事件が未解決だったというのもあり不穏なものを感じたということもあるだろう。ここで、波瑠が直接的にスーパーの主人の殺人事件を追わないのは普通におかしい話である。ここは、ただの感ということだろう。
そして、そこから行き着く先は、人間が監禁されて精神がどう変化するかを観察したかったという変態の男(黒羽真璃央)に行き着く。黒羽が監禁を気づいかれたようなスーパーの主人を殺したという話。こういう変態の話に結びつけること自体が、かなり不快なドラマだ。波瑠の過去にもそういう変態が絡んだ過去があるらしく、取り調べではかなり熱くなった彼女が見られる。この辺りを見ていて、今や変態のタレントのせいで会社自体が危ういフジテレビがこんなドラマ作っていいのか?と呆れるところがあった。まあ、今のような状況は考えずに企画されたものだろうが、こういうのってシンクロするのですよね、怖い。そして、今日、その変態と思われるタレントは引退を発表したが、まあ、変態本人が出てこないのは変態である証拠でしょうな・・。
で、もう一つ気になったのが、波瑠の母親役が元フジテレビアナウンサーの松尾翠であること。初回の最後に彼女が陵辱されるようなシーンが出てくるが、これもタイミング悪すぎだろう。この時期に元アナウンサーにこんな役やらせていいわけがない。とにかく、色々フジテレビやばいですよ。
とはいえ、波瑠のクールビューティー役はなかなか格好良かった。ラブコメ作品で3枚目の顔を出すような役が多い彼女だが、今回は至って硬派で、アクションもこなしている。そういう意味では楽しみなのだが、途中で打ち切りになることはないようにしてね。それよりもこのチャンネルが停波になって、途中で終わってしまうとかあるのかな?それはそれで歴史的現場なので見てみたくもありますが・・。