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「君の花になる」いろんな嘘っぽさが、どうこなれてドラマとして成立していくか?と言うことなのだろう

ネットでは、初回から、本田翼の芝居を揶揄する発言が飛び交っていた。まあ、世の中が彼女の芝居をどう捉えているのかは知らないが、本田翼はいまだに主役をはれていることは確かで、それは、天性の華やかさみたいなものがあるからだろう。確かに、セリフの滑舌がいいかといえば良くないし、表情にもそんなに振り幅もない気はするが、そういう違和感を言わせること自体が存在感なのだろう。その笑顔にはタレントとしての天性のものはあると思う。特に、そのタレントと言うものを題材にしたドラマだ。彼女を使ったのはある意味正解なのかもしれない。

そんな、本田翼だが、今年30歳だそうだ。だから、こういう役ができる。そう、もはや年下の男の子を世話する役ができるのだ。元教え子が、今はアイドルで、彼が住んでいる寮の寮母さんという役は、かなりファンタジー臭が強いが、それはそれで新しい気もするからいいのだろう。そして、ここに出てくる売れないボーイズグループみたいなものが日本では、ジャニーズ以外で成功することが今や奇跡なわけで、そういう部分に刺激を与えたら素晴らしいかなとか思ったりもした。

そういう意味では、社長役の夏木マリと、なんだかわからない竹中直人のビジネスの仕方というのも重要で、夏木が最後に「配信1位を取りなさい」という無謀なことを言う。確かにトップを目指さないで何を目指すか?と言うところだが、実際、ジャニーズのグループがそれを目指したらできるのか?といえばなかなか難しいだろう。BTSを考えて作られていると言うことですかね?

初回は、本田と高橋文哉の再会での、過去の精算と未来に向けてのスタートという流れ。脚本は少しドタバタ感が強く、少年たちも多いためにノイズっぽい感じで話が進むが、まあ、トップ目指して動くというのはシンプルなので、ここからどう展開させるかだろう。

高橋文哉、ちょうど一年前「最愛」でなかなか印象的な役をもらい、今年も「悪女」で、さわやかに脇役を演じていた。そして、今回は少しひねている役。こういう少しワルい感じの方が彼にはあってるのかもしれない。まだ21歳、これからの俳優だが、期待度は高い感じはする。ダンスも上手くこなしていたし、ここでどんな芝居をしてくるかはすごく楽しみだ。

ということで、本田翼とは約10歳の差があるコンビである。ここに恋愛みたいなものも持ち込む感じなのだろうか?まあ、いろんなことはできるが、どのようなマリアージュができるかは、かなり不明!その辺り、あと2、3回見て、私が文章に書けるようなことがあれば、結構あたりなのだが、初回は50点というところでしたね。

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