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「SUPER RICH(第6話)」えっ!ここで愛の告白?まだまだ、先の不透明なドラマの流れ

菅野莉央の妊娠疑惑フラグが、今回も2回。全くそのオチが出てこないというのは、これがどんでん返しのフラグなのか?大体、初期メンバーの中で最も目立たない感じの菅野に何かさせようとしているのは、脚本的にはあまり上手さを感じないが、これで何か起こるのだろう?という時限爆弾的なものも感じさせる

そして、こういう話にはよく出てくる「カジノ」の登場。赤楚がビビっている感じはありなのだが、そこに田山涼成が絡んできて、大勝負という成り行きとは。そして、勝負シーンが出てこないのは綺麗な流れで、それで会社が立ち直るわけでもないのは、ベタでなくとてもスッキリしている。世の中、賭け事でなんとかなるものではないという脚本家の姿勢だろう。

そして、今回の食事シーンはその後のカレーライス。具がデカすぎて煮えきれなかった感じではあるが、ごろごろ感が絵になっている。そして、ここでまさかの江口から、「好きだ」という告白。確かに、彼女が人生のジェットコースターに乗ってから、最もいろいろ助けてくれているのは赤楚なわけで、そういうのは通じるのだろうと納得。

その前の、客のいない葬儀場でのシーンに駆けつけたのが赤楚だったというのは大きいのだろうな。でも、今まで色々観てきた葬儀シーンで。こういうのは初めてみる。そのくらいインパクトがあるシーンを撮るのも興味深いが、ここで芝居が映える江口のりこは圧巻ですね。

そして、志田未来も、赤楚に対して興味を持ったようで、そんへんの流れも作っているのは、一筋縄では終わらないということか?

そんな流れがなかなか大きくあって、今回は仕事の前進はあまりしていない。まあ、違法カジノの現場を押さえられた田山が少し力を緩めるのか?それとも反撃になるのか?

次週予告を見ると、突然、結婚式だったり、そしてウェディングドレスで走る江口。裏切り者は松嶋菜々子?終盤前の最後の転換部のようである。そう、そんな中で大きなお金がドラマ内で意外に動いていないのは、ここも脚本的にもどかしい。まあ、電子書籍ビジネスもITビジネスな訳で、ヒットが一個出て、なんぼなのである。その辺りが全く描かれていないのですよね。まあ、モバイル事業との提携があれば大きく前進するのはわかるが、そこに時間を費やしすぎている気もする。

ここまで、江口のりこの存在感だけで引っ張ってきているということだ。つまり、主演が彼女でなく、普通のキレイ系の女優だったら、木っ端微塵のドラマだった気もする。そう考えると、テレビドラマは主役が大事ということが言えるのだろう。江口主演という、ある意味の冒険は、いろんな日本のテレビドラマの問題点を露呈させているようにも見える。

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