上州焼き饅祭に行って来ました（伊勢崎神社）
【ようやく行ってきました】
生まれて初めて上州焼き饅祭へ行ってきました。
地元で行われていたのでずっと気になってはいたのですが、混雑が恐ろしく億劫になり行けていませんでした。伊勢崎の良いところって混雑があまり無いところなのに、どうして自ら混雑へ向かうような真似を、真冬の休日にしなければならないのだ…！という思いが強くありました。
が、今年は当日快晴で比較的暖かく風がほぼ無風というこの時期にしては奇跡のような穏やかな日で（冬季は赤城おろしという強烈な北風が吹きます）、これは行くしか無いと覚悟を決めて出かけました。
【上州焼き饅祭とは】
伊勢崎市 伊勢崎神社で毎年1月11日に開催される新春の神事です。
一年の無病息災の祈りを込めて行われます。
行事の流れは以下です。
①ご祈祷： 巨大な焼きまんじゅうを奉納し、祝詞が上げられます。
②願い文字の儀：24〜60歳までの年女・年男 計4名が４つのおまんじゅうそれぞれに今年の抱負や願いを込めた漢字一文字を書き入れます。
③巨大焼きまんじゅうを焼き、福分け：②のまんじゅうを串に刺し、炭火で焼きます。まんじゅうは一つが通常サイズの300倍！４つで1200個分です。
焼きまんじゅうに欠かせない味噌ダレを塗るのは巫女さん（ミスひまわりの方々）3名です。
この巨大焼きまんじゅうに巫女さんが味噌だれを塗っているシーンの印象が強く、いつか生で見てみたいと思っていたのでした。
焼き上がったまんじゅうは切り分けられ、福分けとして参拝客に配られます。
【参加レポート漫画】
【感想】
開始20分前くらいに到着。境内には結界が張られ、その中でまんじゅうを焼くための炭火の準備がされていました。結界の周囲は人が集まっていて前から３列目くらい。ぎりぎり、見えるか見えないか。最前列で見ようと思ったら１時間以上前から並びそうな印象。
14:00から本殿で儀式が行われ、約30分後に来賓の方々や巫女さん、年女・年男の方々が出てきます。おまんじゅうやハケやタレなど儀式で使用されるお道具たちも恭しく運ばれてきます。
そして願い文字の儀。食紅を使って筆でおまんじゅうに文字を書き入れて、ひとりひとりに込めた思いについてインタビュー。
始まった時から60歳の年男の方がおでこにガーゼを貼ってらっしゃって気になっていたけど、昨日転んだそう。それにちなんで漢字は「転」。災い転じて福と成す、のような姿勢で臨みたいといった意味合いだった。
いよいよ焼きまんじゅうの焼き！
文字入れされた4つのおまんじゅうに巨大な串を刺していきます。
一つ5.5kgという重さのおまんじゅう、移動などの際は体格の良い男性6人で扱っていました。
この間ずっと太鼓の音が鳴っていて、境内は緊張感に包まれていました。
炭火で両面を焼き、いよいよ味噌ダレをハケで塗って焼きます。
ここで巫女さんが登場！ツボに入った味噌ダレをハケに付けてまんじゅうに塗っていくのですが、こげやすいためスピーディに行わなければなりません。勢いよく動くハケから味噌ダレが地面へ飛ぶと、場内に歓声が上がります。そして味噌ダレの香ばしい良い匂い！！みんな身体中焼きまんじゅうの匂いにしながら焼き上がりを見守り楽しい時間でした。
全然風が無かったのにけっこう灰が飛んでいたので、強風だったらえらいことになっていたのではとちょっと思いました。
2回分焼き上がってこれにて神事は終了、となりみんなで三本締め。
良い一年のはじまりだな、と思える楽しいお祭でした。
その後福分けの列に並び無事いただきました。
炭火で焼かれているので香ばしくてふわふわで美味しかったです！
予想通りのすごい人でしたが、行ってよかった。忘れたくなくてレポートを描きました。
もしまた風がなく穏やかで暖かい日に開催されるならぜひまた行きたい！そして人におすすめしたくなる素敵なお祭でした。
関係者の方々ありがとうございました。
同時開催されている初市にも行ってだるまも購入してきました。
道がだるまだらけでにぎやかでした。いろんなサイズの色とりどりのだるまがあって眺めているだけで楽しかったです。
