脳みそパカッ

なぜ詩を書き始めたのだろうか
誰も聞いて貰えない子供の頃があったからだと思う
無口になったのは家で居る時だけで
学校にいる時は好きな事を好きなだけ話せた
小学生の頃の家庭訪問で
学校では明るく元気でと聞かされた親は
その夜に
この子は二重人格だと目の前で言われた
二重人格とは何だ
病名か
病気だとしたら原因はなんだ
自分が悪いのか
この二重人格とは二重の人格という事か
素晴らしい人格では無いか
二つの人格を自由に使い分ける
こんな事ができる小学生は山ほどいるだろう
なのに大人たちは
病気を疑うような言葉で
間違いを正すかのように
聞こえるように当人に二重人格と言う
大人になった
二重人格を超えた多重人格が
上手に生きてお金を稼いている
本人も本当の人格が分からないぐらいの人が成功するのか
恐ろしい人格破壊社会が今も存在する
その人格を確認して遊んで暮らしている
自分がいる
「バカにしてるでしょ」と言われたら
最高の誉め言葉だ
はっきりと言う
俺は俺だ人格は多重を超えて
何でもできる人格を作れる
それを使って遊べる
そんな人は実は沢山存在している
その存在に気づかないで
病んでしまうのは
まだ早い
もっと遊ぼうよ
人格を移動させて自由に活用して
お酒を呑んだ時に涙を流そうよ
脳みそをパカッと開けて