ありがとうとした
先週の水曜日の仕事で午前中のことだった。その日は少し仕事が楽しかった。あれもしてこれもしてと時間がすぐに持っていかれそうな日だった。10時ぐらいだった。あまり自分に声をかけてこない同じ仕事をする人が、とある仕事の進捗について聞いてきた。その仕事はまた別の同じ仕事をする人が休暇なので、その休暇する人から依頼された仕事だった。対した仕事ではなく分かる所までやっておいてと言われただけだった。そしていつもはあまり自分に声をかけてこない同じ仕事をする人が、その中途半端な仕事状況に絡んできた。いつもと違う攻撃的な言葉だった。こちらが、わからないからやっていないというと、みんなわからないけどやっているといわれた。そして調べればわかるだろうと言われたが、そもそも休暇中の人の仕事で自分の仕事ではないから、そこまでする必要はない話。自分にこの仕事を頼んだ人は、わかるところまでやっておいてくださいとの事だった。それなのに、ものすごくこの日は語気が強いではないか、それも人間関係が崩れる言い方だった。これからも同じ環境で同じ仕事をしていく言葉づかいではなかった。
そしてやり方も調べ方も何もかも、ヒントすら与えないで一方的に攻撃してきた。そして自分はブチ切れた。とりあえず上長に説明して一言もらいにいった。「頭に来るんで殴っていいですか」という質問の回答を頂きにいった。もちろん止められた。そして上長を交えてお互いが話をして和解して、この人の勘違いという事で午前中は終わった。このトラブルの発生から解決までの時間は45分だった。もう本当に殴る予定だったけど、この人が勘違いをすぐに認めたのであっという間の出来事で終わった。こんな小さな出来事だったけど、この出来事が決めてで大きく決断する方向へと自分は向かった。それにしても、普段は何も自分に攻撃して来ないこの人が、なぜ攻撃してきたのか。そしてこの攻撃がこれまでの自分のもんもんとした気持ちをすっきりとさせてくれたのか。このトラブルは考え方に違うと最悪だったと思うけど、自分には最高かもと考えが浮かんだ。世の中は運で人は回されている。その運に逆らえばまた別の運がチャンスをくれる。運に甘えたら運に足をすくわれる事もありそうだ。まずはこのトラブルを起こした運をありがとうとした。いい運の出来事だった。