見出し画像

🌟足趾把持機能と快適歩行速度の関連性について

皆さんはじめまして!キンタと申します。
本日からランニングに役立つ情報を随時こちらでお届け致しますので、お時間あれば見てみてください。よろしくお願い致します。

さっそくですが本題に入ります。
先日『足趾把持機能と歩行時の足角との関係性について』という論文を見つけて読んでみました!
この文献のまとめを言ってしまうと、足角が小さい人ほど足趾把持機能が使えるようになって快適歩行速度が上がったよっと言っているわけです。

いやいや待てよと…何言っとるか全然分からんわ!!っとツッコミたくなったそこのあなた🫵安心してください♪ここからはイラストもつけて分かりやすく説明していきます。

🟢説明の前に(専門用語説明)

まずは専門用語からお話ししていきますね。今回出てくる大事な用語は3つあります。
①快適歩行速度
▶︎楽だと感じる歩行の速さのことです。こう言われると単純で分かりやすいかなと思います。
②足趾把持機能
▶︎足の指を曲げることにより地面しっかりとらえる力のことです。この能力が低いと足の怪我の要因になったり、ランニング効率を落としてしまうので注意が必要です。
③足角
▶︎歩く足の方向に真っ直ぐの線を引いてその線から足の2番目の指を結ぶ線をまた引きます。その間の角度のことをいいます。
下の図の④にあたるもの。※他のは後日説明します。


この3点は今回の内容で多く出てきますのでしっかりと抑えておいてくださいね。

🟢文献の内容

まずこの文献を書いた人は足趾把持力は最速歩行、快適歩行の速度、歩幅との関連性に大きく関与するという報告や足趾把持力の筋力トレーニングによって、最速歩行の速度が向上するという報告に上乗せして足角の位置によっては姿勢の安定性に寄与するという報告もみて本当かよ?ということで実際に研究されたんですね。
結果は冒頭にも書いた通り足角が小さい人ほど足趾把持機能が使えるようになって快適歩行速度が上がったという結論になったのですが、足角が小さいとなぜ足趾把持機能が使えるようになるのでしょうか?
文献の著者は足部が内転(親指側が下になるような動き)すると足趾把持機能が向上すると言っているんですね。

全てをまとめると…
足角が小さくなる▶︎足部が内転(親指側が下になるような動き)する▶︎足趾把持機能が向上する▶︎快適歩行速度が向上する
              っとなるわけですね。
ではなぜ足部が内転(親指側が下になるような動き)すると足趾把持機能が向上するのでしょうか?
ここからは文献には書いていないので、私個人の見解で話します。
一個人の意見としてお聞きください。

🟢キンタの見解

足部が内転(親指側が下になるような動き)すると足趾把持機能が向上する理由についてですが、足部が内転(親指側が下になるような動き)するとない速度縦アーチという足部の内側のアーチが下に下がるんですね。

そうなってくると母趾(親指)からしっかり地面をとらえることができるわけです。理想の歩行とされているのは踵をついた時の重心の位置は小趾(小指)側にある状態で足の真ん中を機に母趾(親指)に向かって抜けていくという風に言われております。そう考えると、内転(親指側が下になるような動き)になることで母趾(親指)からしっかり使えるようになって地面を蹴り出せることになるのが想像できると思います。
イメージできない方は実際に立って歩いてみてください。小指側に体重を乗せて歩くのと親指側に体重を乗せて歩くのでは親指側に乗せる方が歩きやすいと思います。それは1番大きな足の指である母趾(親指)でしっかり地面をとらえて、蹴り出すことが出来るからです。

なのでこの見解も文献のまとめに加えると…
足角が小さくなる▶︎足部が内転(親指側が下になるような動き)する▶︎足趾把持機能が向上する(母趾にしっかり体重が乗って蹴り出すことができるから)▶︎(よって)快適歩行速度が向上する
こうなるのではないだろうかとキンタは考えます。

🟢1番大切な事
はなな

最後に持ってくるやつですね(笑)
ここまで読んで下さった方は思った方もいらっしゃるかもしれませんが、私はランナーさんに役立つ情報をお届けすることを目的にしています。しかしここまではウォーキングの話になっていますよね…ランニング要素がないやないかい!っと再度ツッコミたくなったそこのあなた🫵安心してください♪ランニングにも応用出来るんです!!

どこが応用出来るのかは詳しくは次回で説明していきますが、ランニングとウォーキングはもちろん違いも多いですが密接に関与しています。関節の動作的にはそこまで大きな違いはないのです。っということは関節の動作に違いがないのであれば、ウォーキングで足趾把持機能が上がると楽と思える歩行速度が向上したということはランニングでも足趾把持機能が向上すれば楽と思える走行速度が向上するということになるのではないかと考えました!
分かりやすく言うと省エネのランニングに繋がるので長い距離をより速く走れるのではないかと思われるということですね。

今回はここまでにしたいと思います。今後もランニング役立つ情報をお届け致しますので楽しみにしておいてくださいね!

🟢参考文献

『足趾把持機能と歩行時の足角との関係性について』 相馬 正之他
J a p a n e s e J o u r n a l o f H e a l t h P r o m o t i o n a n d P h y s i c a l T h e r a p y V o l .1 0 , N o . 1 : 4 1 - 4 4 , 2 0 2 0

こちらのスタエフというアプリにてこの記事の内容をお話していますので、声と文の両面から情報を取り入れてみてください😁


そしてInstagramではストーリーに体操やエクササイズ、筋トレ方法などを動画であげようと思っておりますので是非参考にしてみてください。
https://www.instagram.com/kinta_runningsimashow/profilecard/?igsh=b2o0ZjU3dzQ5dDhw

本日は最後まで読んで頂きありがとうございました。今後の記事もより良いものにしていきますのでどうぞよろしくお願い致します。

いいなと思ったら応援しよう!