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本気❗で伝える

子どもたちの心に届けたい


先日亡くなった教え子の学年が、落ち着かなくなっています。
気持ちの乱れもあるでしょうが、高学年にしては、ガンと指導出来ない担任を、甘く見始めた感があります。

2年生の時から関わっている学年なので、時々渇を入れたり、亡くなった彼に誇れる生き方をしようと話したり(担任の許可を得て)しながら見守っています。

先日も、道徳で「命はつながっている」という教材を扱っていて、時間が少しあまっていたので、その時間をもらって話をしました。

①「みんなが健康で、毎日を大切に生きることは、みんなの周りの人の心身の健康=命を守ることになる。みんなの命は周りの人の命とつながっている。」と いうこと。
②私の経験(学生の時にクラスメイトが急死したこと、真ん中の子どもを流産したこと、父が早くに亡くなったこと)から、「誰に、いつ、何が起こるかわからない。その時に、自分も周りも『一生懸命生きてたよね😊』と思える生き方をしたいね。」と いうこと。
③「みんなで、そんな毎日になるように頑張っていこう❗担任も私も応援し続けるから❗❗見てるからね😊」と いうこと。

もちろん、話をしたからと言って、すぐに変わることはないので、機会を見つけて個人や全体に伝え続けていくつもりです。
それを見て、担任の若手2人も「本気で伝えること」「継続すること」「見届けること」などを学んでほしいと思います。

今の子どもたちは、家の中では言い分が通ることが多く、やりたくないことをする必要もなく、いつでも楽しいものが手に入る環境です。
大人優先を我慢したり、したくない手伝いをせざるを得なかったり、遊び相手や道具がないときは、自分で探し、工夫して作ったり と、アラフォー以上には当たり前だった経験が乏しくなっています。

その影響(特に、「叱らない育児」と「際限ない動画の育児」)で、静かにすべき場面の私語や動きを我慢したり、人の気持ちを考えたり、大人(本来は全ての人)への言動を考えたり が、できない子どもが多くなっています。
だから、ことある毎に「やるべきことはやる❗ダメなことはダメ❗❗」と本気で伝え続け、常に構えておかないと、大人より子どもが上の構造になってしまいます。

今推奨されている育児を続けて、担任だけでなく、保護者も手におえない子どもを育成するか

せめて小学生くらいまでは、大人も自分を律して(スマホやテレビなどの時間を制限し)子どもと本気で関わる時間を作ることで、コントロールのきく関係を築くか

選ぶのは、大人一人一人だと思います。


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