休みをとるときの頼み方
4月の半ばになると、ゴールデンウイーク期間の休暇についての相談を毎年のように受ける。
休暇を取得すること自体は、労働者の権利であるから、これは誰であっても認められなければならない。
ただ、職種にもよるかもしれないが、一般的に、休みを取るということは、職場の業務に穴をあけるということである。
そして、その空いた穴を埋めるのは、他のスタッフである。
休暇取得を承認する側としては、最低限、代わりにやってくれる人の立場にもなって、対応マニュアルなどの作成はしておいてほしいものである。
それをしないで休む人と、きちんとやって休む人とでは、やはり大型連休明けの居心地は全然違う。
いくらお土産を配っても、思い出話をしても、周りの反応は、本音では冷めている。
最近は、周囲への丁寧な働きかけというか、事前の根回しが足りていないなと感じる人が多くなったように思う。
もし、これまでのあなた自身を振り返ってみて、思い当たることがあるとしたら、今年のゴールデンウイークは気を付けよう。
特に、新入りや他の部署から異動してきた人は、要注意である。
新年度のせっかくの歓迎ムードを自分で壊してしまうことがないように、明日から来週にかけて必要なことを準備しておいたほうが良いだろう。