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VOL.18/潜在意識だって変化する(By 森本利恵)

こんにちは。今日も頑張りすぎず、ゆるくいこうと思っています。
潜在意識だって変化する。だからどうなのって話、だからどうってこともない話。ね、ゆるいでしょ。笑。

もうすぐラララを始めて1年になるのだけど(早い!)そもそもこのマガジンが始まったのは、親しい編集者が「またタロットやってほしいです。それからラム子さんの言葉で綴る東の魔女の暮らしみたいな、そんなの読みたいです」って言ってくれたからで、わたしはこのマガジンを始める前にまずタロットカードを新しく買いました。やっぱり気になる空想のエジプト、フランスで作られた「エッティラ」のカード。使い方を知りたいなと思ってネットで検索したらある占い師がこのカードを研究されていた。ダメ元で連絡をとったらなんと!お返事がきた。それが今のタロット師匠なんですが、実はタロットを買うときに気になって一緒に買ったカードがあります。
それが ”潜在意識波動カード" 名前は人によっては抵抗あるかもしれない。
でも古代文字の研究とかしたいと思っているわたしには、引きつけられるカードだった。そのカードを作ったのが利恵さん。なんと昨日、病院にお見舞いにきてくれましたの。

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去年の今頃「絵本」に関わる話がいくつかあって、わたしが個人的に製作して大切にしている絵本「マリアンヌといつか会う君」を絵本の出版社が読みたいと言ったり、つまり絵本&出版に関わるお話がいくつかあったのだけどそれらは全部パッとせず、パッとしないどころか物凄く嫌な思いをして、
すごく心がすり減った。出版とか100億年もういいや💧って気分。
作家だから出版とは切っても切り離せない人生なのにそこがシケている。
きっと出版業界もここ数年疲弊して、働いている人たちもしんどいのだと思った。

そんな折になぜかスピリの扉がシャンシャーン✨と開いた。2018年5月のお話。タロット師匠はエッティラを教えてくれるって言うし、なんと利恵さんは広島在住なのに「近日に東京いくよ」と連絡を頂く。
ネットでカードをポチと押してからまさに2週間と立たないうちにわたしは2人の師匠と巡り合ったわけなのであります。
(師匠と言っても利恵さんの方は新しくできた年上の友人ような)

わたしの周りには不思議な知り合いが結構いる。
スピリM、イスラエル師匠、蜃気楼のごとく現れては沖縄へ消えたフィーさん、笑、時折神楽坂のBarに凄まじい美女とやってくるとホストの代表みたいな雰囲気の、実は「レイキ」ができる彼。それから利恵さん。
(タロット師匠は不思議というよりとてもきちっとした真面目な方なので不思議民族からは除外)

こういう人たちの話ってここで書いている分には、ここは読者もそういった見えないものへの理解があるから良いけれど一般的に話すと「なにそれ、怖!」とか「大丈夫その人?」とかそういう話になってしまう。

だからわたし思い切って「視える人」という題の小説を作家名の方で書いてみようかなと思っている。小説だったら怖くないし「視える人」がタイトルなんだから、不思議な話で、大丈夫でしょ。笑。



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あとわたしが面白いと思っているのは「形なきもの」を通して出会ったとしても縁があればこうやって地続きの日々の中で、関わりあいが生まれること。去年広島は豪雨による災害がひどく利恵さんはボランティアに明け暮れていた。ボランティアというか自身も被災者だよね。
そのタイミングでわたしが夏の入院に突入したからお手伝いにはいけなかったけど日々連絡をとった。8月には彼女がわたしの病院へお見舞いへ。
潜在意識波動カードはスピリチュアルな用途だけでなく、医療の現場でも使われています。心に負った大きな傷によって酷いPTSDに苦しむ人や自閉症の子ども、発達障害の子たちが、そのカードを使ってコミニュケーションをとったり、じぶんの心を言い表してみたり、する。

利恵さんのカードはわたしが惹かれたわけあってやはり古代文字をベースにしてある。太古の時代、人間がどれだけ明確な言語で会話をしていたのかは謎だけれども壁画などを眺めていると、言葉がわからなくても伝わるものってある。魚、狩り、機織り、月の満ち欠け、命の誕生、なんかえらい人、神様、太陽、杖。きっとそういう感じなのだろう。

昨日利恵さんは午後来ると伺っていたが、広島名物の芋菓子を持って11じ頃ひょいと現れた。なんとそのタイミングで3/31も一緒にやった親友が、わたしと同じ菌に侵され(滋賀でずっと一緒にいたから)1階で診察中。彼女も利恵さんに会ったこと会ってなんか急に3人が揃うことになった。

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「潜在意識だって変化するのよ。だっていいじゃない、潜在意識が変化したってさ、別にいいじゃない✨」

今日のタイトルに据えたこの言葉を発したのは利恵さんで、その言い方がなんだかFunny♩だったので思わず爆笑してしまう。
「視える人たち」にはだいたいそれぞれ特化して専門分野があるのですが(海外ドラマの”α”みたいに。あるいは堤さんのSPECみたいに)
利恵さんの専門は潜在意識。潜在意識っていうか人のことがカラー(多分波動カラー、チャクラの)で視える。カードは彼女にとっては道具でしかなくって、わたしが筆を持たなくとも口頭で小説を降ろせるのと同じように、カードがなくとも人を視て鑑定することができる。

いわゆるヒーラーとかスピリチュアルな生業の人にはどちらかというとそういったものが好きなクライアントが多いと思うーー極端に言うと”魔法が好き”みたいな(笑)ーーのだけど、彼女のしていることは医療的、学術的なことと紐付いている上(チャクラとかも)会社も法人化されサロンも広島のきちんとしたホテルの中に入ってるため、企業人であるとか、いわゆる「堅い」「裏付けの取れたものしか信頼しないよ」っていうタイプのクライアントにも支持をされセミナーにも呼ばれたりしている。

さっきの彼女の答えは、わたしのある質問への答えだった。
わたしはこう訊いたのだった。

「利恵さんはカードを使うけど、そもそもそれは自分が作ったものだから、利恵さんじたいはカードがなくても人を視れるじゃないですか。つまりそういった特殊な力がもともとあるわけで。でもそれが今この時代の節目というか、潮目に増幅してるような、そんな気配を受けますか?」

なぜそう訊いたかというとわたし自身がそう感じていたから。
手塚治虫の「トリトン」に出てくる人魚のピピ子の「変態」のシーンのように、自身が「変態」の時を迎えている、そんな気がする。
以前似たような感じを受けたのは2015年アラビヤから帰って来た時、シャルジャにあるイスラム博物館の天文学の部屋で何かが「拓いた」あとだった。
それから4年はなんとなく同じ感じでここまで来たのだけれど今回の入院でさらに自分は何かが「変態」してゆくのを感じる。でもそれは時代のうねりなのだろうか、それともとても個人的なものなのだろうか。

そう思って訊ねたわたしに利恵さんは笑えるほどシンプルにこう答えたのだった。「小さな頃からずっとこういう風に(オーラが色で視えるように)生きてきてるからわたし的には時代では何も変わらない。時代の影響は、感じないかな」

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ヒーラーさんとかスピリチュアルな人たちは、今けっこうきてるって、言っている人も多いけどね。わたしにはわからないなぁ。利恵さんは答えた。

「わたしにとって視えるものって変わらないものなの。だから以前言ったことってもうわたしは忘れているけれど多分わたしはあなたに、あなたのカラーはオレンジとコーラルピンクって言ったと思う。今わたしにはそう視えているから」

「そうそう! 去年、利恵さんに、そう言われた!」

「だよね、それからあなたは**と、***よね」

「そうです、そう言われた」親友が答える。

「そう、つまり二人の潜在意識は変わらず同じものを課題に、大切にしているってことなの」

「潜在意識って、デフォルトなんですか? 基盤みたいなものがあって、それはずっと一緒なんでしょうか」

そこで利恵さんが答えたのである。

「ううん全然! 潜在意識だって変わるよ! だっていいじゃない。潜在しているものだって変化するんだもの、変わったって、何にもおかしいことありゃしない」

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( [手/ 左手]のカード。男性性 男性エネルギー。入る。入れる。受け入れる。手に入れたい。つかみたい。)
※基本的にエネルギーは左がin put で右がout putと言われている。なのでカードは左手で引いてもらうのだ。

なんか「潜在意識」って、ただでさえ「潜在」しているものだから、なんか勝手な思い込みで不動のものなのかと思ってしまっていた。

でもこの潜在意識の専門家が「潜在意識が変わったってなんもおかしくない」っていうのだと思ったら、なんかすごく、軽く、緩い、気持ちになった。笑。死ぬまでお米食べましょう、ってことじゃないのねって。
結果的にお米が好きで毎日食べてるってことは、とてもHappyなことだとしてさ。

わたしはこの「オレンジ」と「コーラルピンク」な感じが、とても気に入ってるけれど。それが明日いきなり「フェルメールブルー」とか「ロワイヤルヒスイ」とか「シロツメ草色」になってもいいわけね。
そう思うとなんとなく、風になったように自由な気持ち。

いいのだ。その日の、気分しだいで。

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そのあとわたしたちは、体に現れる心のメッセージーーたとえば足首を捻挫するっているのは土台や収入に関わること、ほら「首が回らない」とか「首根っこを押さえる」って言うでしょう? 首って足でも手でも大事なのよね、とか、肺は呼吸だから、何か吐き出したいもの、伝えたいこととか、命とかと関係しているのよね、とか、そんな話ーーをして、自身の体に送られている世界の伝言について、しばし考えてみました。

リズ・ブルボーという人を知っていますか? こういう記事に関心がある人はすでに知ってる人も多いかも。この人は体に起こる様々な症状を、内なる声に置き換えて、辞書のような本を作っています。索引みたいな感じで症状で調べることができるし、ネットでも例えば「インフルエンザ(space)リズブルボー」とかって調べたら、結構出てくる。もちろん「肺(space)リズブルボー」で検索済。笑。
(すいません、リンクが著書しかなかった)

リズブルボーって、以前はふんふんと読んでいただけなのだけど、
ヨガとかチャクラのこと学んでいくと、それに沿って書かれた、意外と医学的な著書なことに気づく。

「肺はやっぱり休息よ、休みたいってこと」

そっか呼吸を、整えたいってことなのね。
そう言われると入院したおかげでできた様々なチューニングに気づく。
じぶんに起きたことを、必ず振り返ってきちんと確認したいわたしの、
うなされるような「アーカイヴ欲」を、この入院は満たしてくれたのだ。
こうやってラララも日々更新できて、伝えたいことを伝えないまま、時だけが流れることもない。

わたしのカラーはオレンジとコーラルピンク。
まだまだみんなに伝えたい、生きる喜び、創造することの尊さ、ありあとあやゆるジェンダーにおける生の喜び(オレンジ=第2チャクラ)。

そんな毎日の中、それでも人は日々変化して、昨日とは違う、またとないわたしを、いま生きている。

潜在意識だって、変わっていく。

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たゆたうことは悪いことじゃない、
フロウに任せて、プカプカと、浮かんでいこう。

Let  it  be.
それが、あるが、そのままに。

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それではららら。
ラララ世界で会いましょう☆


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