急性ストレス障害
人間は強い精神体ストレスを受けると、感情が麻痺して何が起こったかわからなくなるという混乱状態を示す事がある。
急性ストレス障害は、自身や津波などの自然災害、戦争や監禁、肉親の急死、暴行、脅迫など非常に強いトラウマ体験の直後に、その記憶が容赦なく蘇り、日常生活に支障を生じさせる。
トラウマ体験から4週間以内に始まり、2日~4週間程度で収まり、比較的短期間で症状は鎮静されるが、頭の中で何度も再体験してしまう為、精神的負荷が大きくかかる。
この精神的負荷を避けようとして不安が増大してしまう傾向もみられるのが特徴である。
具体的な症状
・感覚の麻痺
・感情反応の欠如
・物事が事実ではないという感覚
・自分が自分ではないというような感覚
一般的にはトラウマ体験が強烈であればあるほど急性ストレス障害になる可能性が高いといわれているが、個人差がある。
同じ経験をしているからといって、ストレス障害として現れる方と現れない方が出てくる事もある。
まずは受診するようにリファーする
トラウマ体験した状況から離れ、その方の抱える苦しみ、辛さに共感が得られると、症状が緩和してくる。トラウマ体験を話すというだけでも症状が緩和される事もある。
しかし基本的には受診をするようにリファーする事が必要だ。
すでに受診している場合はカウンセリングを受けても問題ないかを主治医に許可をとる必要がある。症状が出た時の対応が難しい場合はリファーするように心がける。
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