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流記屋
2024年3月30日 10:00
『亜細亜の共感』は1950年、戦犯指定解除後に、立て続けに出版した本の中の一冊です。発行者(出版社)は佐藤勝郎氏。辻氏の、士官学校時代に教え子だった方です。今回は、辻氏が東亜連盟の一員となった経緯を探っていきたいと思います。辻氏の回想によれば、初陣前、陸軍歩兵少尉を任じられたばかりの当初は、「中国」を外国として敵視していたそうです。それは当時の日本の風潮であり、メディ
2024年3月23日 10:00
この記事で辻氏の中国への(意地のような)信頼が危ういと感じたのには、それ以前に読んでいた本の内容が記憶に残っていたからです。📕 『新装版 運命を創る (安岡正篤人間学講話)』私が若い時に心酔した師が、こう言っていたんです。この本は、私が2019年9月12日に読んでいたものです。この時の記憶から、日本の“純朴な”兄弟観で、海千山千の中国を見るのは危うい…と感じたんだと思います。