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この道はいつか来た道 (あるいは、ゆっくり休もう)
スイスのジュネーブで、フランス語のコースに通っています。
この5月末から6月上旬にかけて、最後の期末試験でした。
試験が終わったら、家の大掃除をやろうなどと思っていました。なんだかんだで手が回ってない箇所が目につくようになってしまい。
実際終わってみたら、掃除どころか、やる気全般出ず、数日間、抜け殻状態が続きました。
やっぱり、掃除は私にとってはご褒美ではなかった(笑)というか単に先延ばししてただけやん。またこのパターン。何回同じこと繰り返すんや私は。と自分を責め、責めてしまう自分が嫌になる。
数日間、横になってぐだぐだしていたら、歌が浮かび上がってきました。
「この道は〜いつか来た道〜、ああそうだよ、自己嫌悪、自覚できたよ〜」
(作詞 : 北原白秋、作曲 : 山田耕作『この道』の替え歌です)
試験の最終日に、落ち込む予兆はちょっと出ていました。
全部で5科目あったんですが、最後の締めが口頭試験やったんよね。
一番苦手・・・練習量が圧倒的に少ないのは自覚していて、それでも試験では堂々と相手の目(実際はおでこのあたり)をみて笑顔で話すしかない。
私は、試験とか重要なイベントの前には、儀式というかゲン担ぎというか、前日の夜は(シャワーでなく)お風呂にしっかり浸かって、早めに寝ることにしており、以前はこれがうまくいっていたんですが、今回なぜか、夜中の変な時間に目が覚めてしまい、ちょっと寝不足気味でした。
当日、熱いシャワー浴びて、朝ごはん食べて、コーヒー飲んで、ほんのちょっとだけいい服を着て、試験に臨みました。
試験官は普段から授業で会ってる先生2人だし、普段着で行っても全然良いんだけど、自分に気合いを入れようという魂胆。しかしこの日はそれでもまだスイッチが入っていない感じもちょっとありました。
そして試験、元々会話が不得手とはいえ、それにしても実力を出しきれませんでした。具体的には理論構成をもっと上手にできればよかった・・・。
それが悔しくて、終わった後も割り切れずにモヤモヤ考えてしていました。結果が出るのは数週間後、それまでの間、私がごちゃごちゃ考えても考えなくても、結果は変わらないのに・・・。
フランス語を勉強する良い機会、貴重な体験。御免状とか証明書を取ることが目的なんじゃなくて、フランス語ができるようになる手段であって、結果に囚われる必要はない、と割り切って参加したつもりだったのに。
気がついたら、教育システム上で、点数がついて、合格か不合格かと分けられてしまう時、自分はつい、合格したいという罠にハマってしまったんよな。けどやっぱりここまでめちゃくちゃ頑張ったから、合格したい、目に見える結果が欲しいと思ってしまうのも当然やない?
はい、ここで歌いましょう、2番 !
「この道は〜いつか来た道〜、ああそうだよ、思い詰めすぎてるかもよ〜」
そして、翌日くらいから、ちょっと喉がイガイガ気味かも。
試験の前日に、会話の練習をしすぎて喉痛めたか? というか、合間に、これも練習と称して、歌をうたったりしてたしな・・・そのうち、フランス語の歌は難しいから、ちょっと自信を取り戻そうという名目のもと、日本語の懐メロを歌ったりもしてたわw
懐メロで自分の知っている懐かしさに浸りたい時って、自覚してなくても、ちょっと疲れていて安らぎを求めているのかもしれない。
もしかしたら、喉のイガイガは風邪の前兆で、そもそも、体調があんまり良くなかったのかもしれない。だから掃除のやる気、そら出ないこともあるわ。
3番 !
「この道は〜いつか来た道〜、ああそうだよ、体調は一番大事〜」
・・・もうちょいのんびり休んで、やりたいことだけやろうっと。
(Noteが書けるようになった時点でだいぶ復活してきたけど、無理しないように。)