弓馬の男達のような、車いすバスケ
東京パラリンピックの車いすバスケット。
どうしてこんなにときめくのだろうと思っていたのですが、似ているんです。たぶん。いえ、見たことはないのですが、きっとそうだったに違いないのです。
馬を自在にあやつり、颯爽と駆け、弓を大きく引き絞り、的を射抜く、男たち。
そんな感じなのです。
走る時、止まる時、反転する時、髪がなびくのがたまらない。
前に進みながら振り返るのが、たまらない。
動きながらシュートするのに、そこだけ時間が止まるのがたまらない。
馬に乗ったオスカルとか、源氏のライバルの頭中将(蔵人頭で近衛中将)とか、北面の武士だった時の西行とかが、目の前にいるような気分がしているのだと思う。きっと。
伏見過きぬ 岡の屋になほ ととまらし 日野まて行きて 駒こころみん
西行
*