『読まれるウェブ小説』って何 ~ウェブ物書き界隈も世知辛い、けど面白い~
結論。
そんなん知らんわ。
こっちが知りたい。
前もこんなオチで記事書いたっけな。
って、これで終われるわけがない。
独り言的徒然話なので、途中から有料記事にします。
一応有用なことは書いてるつもりですけど、別に私はこの記事を書いている時点で何らかの出版物を世に出したわけではないので、個人の見解である度合いが強く、その辺りは何とも言えないです。
――という免罪符未満な前置きからスタート。
ウェブ物書き界隈の実情。
ウェブ物書き界隈って、趣味でやってる人とプロ目指している人と既にプロな人が交ざり合ってる感じなんですよね。
さて、こういう書き方をすると、ひとつ問題が発生します。
何を以て「プロ作家」と言うか、という話です。
当然ながらその定義は曖昧だと思う(し、人によってイメージは違うと思う)ので、この記事では以下のように定義しておきましょうか。
「プロ作家」=出版社から作品が出版された人
たとえば小説投稿サイトの(たぶん)最大手である『小説家になろう』。
ここの週間ランキングとか見ると、たまに【WEB版】みたいな記載があるタイトルを見かけるかと思いますが、あれって既に出版物としてリリースされている作品のWEB公開版だったりするんですよね。
人気になっている作品に声がかかって、出版に至る――というシステムのヤツです。「拾い上げ」なんて言われ方があるとかないとか。
もちろん他のサイトもそうですね。
独自のコンテストか何かで出版権が与えられる場合もあります。
副賞が出版確約だったりするアレです。
また、別に、元々ウェブ小説投稿者で、上記のような経緯で出版された後、その後に書いた別の自作品や受賞作の続き、あるいはそのスピンオフなんかをウェブで公開しているというパターンもあります。
今回の定義に基づくと、そういった作品が要するに「プロの作品」です。
もちろん、既にプロになった方がウェブ小説を書いている場合と、その作品が出版社から見初められた結果晴れてプロ作品になった場合と、その種別は分かれますが。
その前提に立つと、ウェブ小説界隈ってかなり玉石混淆なんですよね。
この文章に『ご存じの通り』って前置きをしても大丈夫な気すらしてきます。
ガチで玉石混淆です。
だって、出版社から「これはイケる」と思われた作品と、――(言っちゃ悪いけど)文章としての体裁も成せていないような文字列作品が、同じ棚に並ぶんですから。
――つまり、どういうことだってばよ。
素人同士でパイを食い合うのではない。
老若男女を問わないすべての物書きが等しく同じ土俵で、自分の作品が読まれるように努力をしている――ということなのです。
以前、某著名作家がウェブ形態で小説を公開したけど全然読まれなかったみたいな話を目にしたことがあるようなないような――なのですが、あれはそういう努力が足りなかったことに他ならないと思います。
それを左右するのは決して文才ではない、文章のうまさだけではないということも念頭に入れるべきだとも感じている次第です。
あ、そうそう。
文才で思い出した。
ちょっと話は違うけど。
時々、「小説としての体裁を成していない」という話をしたときに出てくる話題として、いわゆる『行頭スペース』とか『句読点』とか『三点リーダ』とか、そういう文章フォーマットの件があります。
※私なんかはこの記事でも『行頭スペース』はしてますが
これ、やって損はないけど、絶大に得することもないです。
そんなことより面白い話を書こう、となるので。
たとえ文頭にスペースが無くても、面白ければそこそこ目を瞑って読んでもらえる気がします。
その『作法』は正しいのか。
では、その『努力』とは。
何せ間違った努力はその人を裏切りますから危険です。
かのメジャーリーガーも以前こんなツイートをしています。
決してそこは間違えてはいけません。
もったいないです。
練習や努力にウソを吐かれないようにしましょう。
結構いろんなところで、『ウェブ小説、かくあるべき』みたいな記事が転がっていると思います。
まぁ、書く人の数だけあると思います。
ハッキリ言いましょう。
大抵はその人の実体験に基づいているので、正しいです。
安心してください。
正しいです。
もちろん、書いた人にとって正しいと言う意味です。
万人に対して当てはまるとは言ってません。
その理由は、――実はさっきも書いてます。
ウェブ小説界隈は玉石混淆だからです。
私みたいなズブの素人が悩み抜いた結果として書いている記事もあれば、出版というある種の『成果』を出した人が書いている記事もあるからです。
成功体験を経た文章とそうでない文章では差があるのは当然ですが、そういう『ナンチャラ論』も同様にそれぞれあるからです。
しかも、その『成果』の出方だってそれぞれ違うわけですから、どれも正しくてどれも違っている(『間違っている』ではない)んですよ。
あくまでも『間違いではない』のですが、それを自分に適用した結果正しくなるか間違いになるかは別問題という話です。
あと、今回はこの記事のタイトルにあるようにお題を『読まれるウェブ小説』としていますが、その意図するところがそれぞれの記事で違っている場合もあります。
読まれると言っても、『メインページをクリックして貰う回数を増やす』のか、『読破してもらう』のか、あるいは『何らかの評価を貰いやすくする』のか、『高い評価を付けられやすくする』のか、『感想を付けてもらいやすくする』のか――――。
もっと有り体に言ってしまえば、『ランキングに載る』のか。
エトセトラ、エトセトラ。
そんなんなので、自分の作品をどうしたいのかがしっかりイメージできていないと、間違った経営戦略を採ることになるような場合もあります。
ひとつを鵜呑みにすることなく、いろんなモノを見ましょう。
とはいえ。
これが重要ではありますが。
誰かの成功体験を読み、それを模倣したからと言って、同じ結果に辿り着くかと言えば、決してそうではないということを予め理解しておくべきなのです。
あくまでも、自分が書きたいモノ・表現したいモノは、抱き続けていてほしいと思うわけです。
ポルノグラフィティの『アポロ』の歌詞を引用しましょうか。
大統領の名前なんてさ 覚えてなくてもね いいけれど
せめて自分の信じてた 夢くらいはどうにか 覚えていて
だって、それに固執した結果、『あなた』本来の持ち味が消えたら、それこそ残念じゃないですか?
ストーリーテラーである『あなた』の第一のファンはあなた自身であってほしいのです。
書いてる本人が書いててつまらないモノなんて。
そんなん誰も読みたくないですよ?
あ、そうそう。
メタい話をするならば、小説投稿サイトにこういう『お作法』とか『攻略法』みたいなアドバイス記事をエッセイとしてアップすると、閲覧数は獲りやすいとは思いますよ。
その内容が評価されるかどうかは知りませんが。
ただ、『お作法』を知っておいて損は無いはず。
今回言いたいことはそういうことなんです。
別に「こういう話を書け」とかそういうことを言いたいわけじゃないのです。
いやまぁ、そんなん言うたら、それこそいわゆる『ざまぁ系』とか書いとけば閲覧数はある程度担保されまっせ、その後は知らんけど――とかそういう話になっちゃうし。
オリジナリティが重要――なんて話をする気もありません。
っていうか、そんなモノは当たり前でしょ。
……私の場合はそこまで人のコトを強く言えませんが!
どんなジャンルだろうと、「いや、それをやったらあきまへんわ」、「そんなんもうオシマイですわ」みたいな物はあるんですよ、と言う話です。
――ところで、何でちまちま似非関西弁が紛れ込んでいるのでしょうか。
いやいや、そんなくだらないセルフツッコミで文字数を割いている暇なんてないでしょ。
さっさと本題に入らないと駄目です。
――ハイ。
そういうことです。
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