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9月24日、誕生花は庭見草 【#誕生花短歌】
解説。
9月24日の誕生花のひとつ、ハギ。
別名として庭見草《にわみぐさ》、野守草《のもりぐさ》、初見草《はつみぐさ》がある、マメ科ハギ属の落葉低木の総称です。
「芽子」や「生芽」という字をあてることもありますが、これは古株から芽が生えるということから『生芽《はえぎ》』が転じてハギと名付けられたことにちなむのだとか。
以前ススキについて詠んだときにも出てきました、『秋の七草』のひとつです。
覚えてますか、秋の七草。
これですよ。
・女郎花
・尾花
・桔梗
・撫子
・藤袴
・葛
・萩
これ以外にもハギは昔から日本の文化に根付いている植物です。
たとえば、『万葉集』で最もよく詠まれる花であったり。
あるいは、中秋の名月にハギやススキを月見団子と共に月に供える風習があったり。
または、花札の7月10点札は「萩に猪」であったり。
歌枕として詠まれる『宮城野』は現在の仙台市の区名にも残っていますが、ここはハギの名所でした。
それ故、宮城県の県花はハギであったり、東北大学のロゴマークのモチーフにされていたりもします。
銘菓『萩の月』は、その宮城野で見上げる満月がモチーフですね。
そんなハギ、花言葉は「思案」、「内気」、「柔軟な精神」。
ハギのひかえめでこまやかな美しさに加え、どことなく寂しげな風情にちなむと言われています。
詠みます。
頬杖をついて ページをめくる音
静かに恋に落ちていく音
些細な所作に思案が隠る。
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