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【バリ島旅行記④】ウブドで一人朝散歩@チャンプアン・リッジ・ウォーク

この日の午前中は、娘夫婦が上の子と一緒にATVクワッドバイクツアーに出かけたため、下の子(3才)はP氏と私で面倒を見ることに。がしかし、下の子だけならP氏一人で大丈夫となり、私は時間がとれたら行ってみたいなと思っていたウォーキングコースへと半ば強引に送り出されました(笑)

というわけで、今回はその時に訪れた Campuhan Ridge Walk(チャンプアン・リッジ・ウォーク)について紹介したいと思います!

こちらのウォーキングコースは、ウブド中心部から徒歩でアクセスできる距離に位置しています(ウブド王宮から西に向かって10分~15分くらい)。コース自体は片道約2kmと程よい距離で、高低差も少なく、初心者でも気軽にトライできることから人気のスポットになっているようですね。

事前調査によると、小一時間もあれば小さな集落に到着するとのことだったので、そこで最も人気があるという KARSA KAFE(カルサカフェ)で休憩してから、ウブド中心部へ折り返すというプランを立てました。

では、お散歩記事のスタートです!画像を沢山載せるので、ウブドの長閑な景色を楽しみながら、一緒にお散歩した気持ちになっていけただけたら嬉しいです!


ウブド中心地へ移動

まず、宿泊場所からチャンプアン・ブリッジ・ウォークまでは、配車アプリの Gojek で向かいました。

そのウォーキングコースのスタート地点は、Ibah(イバ)という高級ホテルの入口付近にあります。ですので、アプリの行き先には Ibah Luxury Villas & Spa(イバ・ラグジュアリー・ヴィラズ&スパ)をタップして入力しました。

ドライバーさんが決定してから約7分ほどで車が到着(アプリ上の通知通り)。P氏と下の子に見送られ、ヴィラを出発しました。

見送りに出てきてくれたP氏と下の子
二人ともなんか可愛い(笑)
配車アプリ Gojek を利用
ルートや料金が事前に分かるので便利です。
支払いはクレジットカードの他に現金でも可能でした。
私が出会ったドライバーさん達は皆、笑顔が素敵で穏やかな方ばかりでした。

Campuhan Ridge Walk(チャンプアン・リッジ・ウォーク)

ウォーキングコースの入口

車は何の問題もなく、ホテルのゲート前に到着しました。メインロード(Jl. Raya Ubud)を背にしてホテルの入口方面に少し進むと、左側に下り坂Bukit Campuhan と書かれた案内板が見えますので、その坂を真っ直ぐ降りて行きます。

私が行った時は、分かれ道の辺りにホテルのスタッフと思しきお兄さんがいて、親切に道を教えてくれました(その後、7~8分ほど立ち話/笑)。

ホテルとウォーキングコースの案内板
右側にホテルIbahの案内板、左側に Bukit Campuhan と書かれた案内板がありました。

案内板の指す方向に歩いていくと、今度は橋が見えてきます。その橋の先には Pura Gunung Lebah(グヌン・ルバ寺院)というお寺があるのですが、ウォーキングコースに行きたい場合はその橋を渡らず、右側の階段を降りて、横幅の狭い方の橋に進みます。

その細い橋を渡り切ったところにチャンプアン・リッジ・ウォークの看板があったので、恐らくそこがスタート地点なのだと思われます。

チャンプアン・リッジ・ウォークへと続く橋
橋の右横にある階段を降りると、この狭い方の橋を渡ることができます。
渓谷に流れる川
チャンプアン・リッジ・ウォークのスタート地点(多分)
上部に看板が見えますよね。恐らくここがスタート地点なのだと思います。

Pura Gunung Lebah(グヌン・ルバ寺院)を横切る

このように、チャンプアン・リッジ・ウォークは左手に「グヌン・ルバ寺院」、右手に「緑豊かな渓谷」という景色から始まります。

私は知らずに訪れたのですが、このグヌン・ルバ寺院、実は「ウブド発祥の地」なのだそうです。後日ざっくりと調べてみたところ、8世紀頃、ジャワ島から従者を引き連れてやって来た高僧 Rsi Markandeya(ルシ・マルカンディア)がこの地に立ち寄った際、二つの川が合流するその地には特別なパワーがあるとし、この寺院を建立したとのこと。そして、高僧がアグン山詣へ出発した後も、この地に残った従者らによって村が形成されていったというのが、ウブドの村の始まりなのだそうです。

また、ウブドという名前の由来については、当時その渓谷の周辺に沢山の薬草があったことから「ウバド(薬草の意)」と名付けられ、そしてそれが現在の「ウブド」へと変化していったとのこと。

こういった歴史を知ると、また違った目線で見て歩くことが出来て楽しいですよね。ただ、今回はチャンプアン・リッジ・ウォークを目的として来ていたため、「寺院」や「二つの川が交わる場所」の事は全く知らず、寺院の外壁を横切っただけになってしまいました。次回来る時には是非、十分な時間を確保した上で、この辺りも見て回りたいですね。

左手に見えるグヌン・ルバ寺院
寺院の見学は予定に組んでいなかったので今回はしませんでしたが、
次回来た時には、逆方向にあるメインの入口の方にも回って見学したいと思いました。
また、渓谷にも降りていけるようなので、そちらも是非見てみたいですね。
繊細で美しい彫刻の数々
ウォーキングコース沿いの外壁
苔に覆われた外壁も、雰囲気があって美しい

尾根の一本道

さて、ウォーキングコースに話を戻しましょう。グヌン・ルバ寺院の外壁に沿って進み、突き当りの階段を上ると、今度は「石畳の坂道」が現れます。

この道は鬱蒼と茂る緑に囲まれていて、まるでジャングルの中のトンネルのようでした。雨期で曇りがちでありながらも、この時間帯はたまたま天気が良かったので、太陽の光が差し込みとても美しかったです。

石畳の坂道
ジャングルの中に光が差し込み、キラキラと眩しかったです。

この石畳の道を進んで行くと、今度は視界が開けたところに出ます。

グーグルマップ等で見ていただくと分かるのですが、このウォーキングコースの両サイドには川が流れており、両方とも深い谷となっています。その渓谷に挟まれた丘のてっぺん、まあ、いわゆる「尾根」なのですが、そこに石畳の遊歩道が一本道の状態で続いています。

遊歩道は整備されていて歩きやすいのですが、なにぶん尾根なので日陰はほとんどありません。よって、「日焼け止め」や「帽子」は必須アイテムです。また、昼間はかなり暑いので、出来れば早朝や夕方に訪れるのがお勧めです。私は朝少し遅めの時間帯(9時30分くらい?)に到着してしまったので、後半はかなり暑く感じ、熱中症にならないよう細目に「水」を飲むなどして気をつけていました(濡らしたタオルを首にあてるのも良かったですよ!)。

とはいえ、ウォーキングコースからの景色は素晴らしく、とても清々しい気持ちで一本道を歩き続けました。なかにはランニングや犬の散歩などで訪れている人達もいらっしゃいましたね。私もこの辺に宿泊していたら、毎日来ていたかもしれません。

風がそよぐ散歩道
風の音、緑が揺れ動く音、流れる水の音など、
自然が奏でる音が聞こえてきて非常に心地良かったです。
「ウブドの喧騒は何処に?」という感じでした。
一本道なのも雰囲気があって素敵ですよね。
渓谷にそびえ立つ緑の木々
下には川が流れ、場所によっては小さな田んぼが見えることも。
鮮やかな緑が広がる散歩道
とにかく空気が清々しくて、気分が良かったです。
道中に見かけた植物
渓谷に立つホテルやヴィラ①
向こう側から見える景色がどんなものなのか気になりますね。
素晴らしい景色であることに間違いないでしょう。
渓谷に立つホテルやヴィラ②
あまりに崖過ぎてビビるレベルです(笑)
しかし、ホテルの中は見学してみたいですね!

さて、30~40分ほど歩いた頃だったでしょうか。突如「割れ門」が現れます。正直、チャンプアン・リッジ・ウォークの正式な「終点」が何処なのか分からなかったのですが、もしかしたら、この割れ門が区切りなのかもしれません。

ただ、私はこの先の集落に興味があったのと、カフェで冷たい飲物でもいただいて休憩がしたかったので、その先へと進みました。

割れ門に到着
ウォーキングコースはここで一旦終了という感じがしました。
この先には集落があり、カフェなどのお店がありますので休憩ができます。
割れ門の反対側
なんと、Google Mapsにこの割れ門は写っていませんでした。
撮影時が2018年とあったので、その頃にはまだ無かったのかもしれませんね。
いつ出来たのか気になるところです。

集落に到着

割れ門を通ると、今度は集落が現れます。とても静かで長閑な雰囲気の村でした。所々にワルンやカフェ、ギャラリーやお土産屋さんなどのお店もあるのですが、市街地とは異なり、呼び込みをする人はほとんど見かけませんでした。あまりに静かだったので、自分から「Selamat pagi!」と声をかけに行ったくらいです(笑)

さて、集落を見て歩きつつ、目指すは KARSA KAFE(カルサカフェ)です。ただ、雰囲気の良いお店が途中いくつかあって、正直予定を変えようか迷ってしまいました。最終的にはカルサ・カフェにしたのですが、他のお店も良さそうだったので、次の機会があれば、是非そちらにも入ってみたいなと思いました。

可愛い猫を発見
南国らしいワルンの入口
こちらは今どき風のお洒落なカフェ
ギャラリーやお土産屋さんもチラホラ
気になったカフェ
こちらのカフェ、2階のカウンター席の景色が良さそうで気になりました。
次回トライしてみたいですね。
KARSA KAFEに続く道路
人通りが少なく歩きやすかったです。とても素朴な感じがします。
路地に佇む黒猫

KARSA KAFE(カルサカフェ)で小休憩

割れ門から10分ほど歩くと、左手にカルサカフェを見つけました。2階からの景色が良さそうだったので、1階の店員さんに声をかけて2階に上がります。

この辺りまで歩いてくると、周りは田園風景です。周りに高い建物がないため2階からの眺望はとても良く、気持ちの良い風も吹き抜け、開放的な雰囲気で良かったです。また、午前中だったこともあってか、人気なお店だと言う割にはお客さんが少なかったので、とても居心地が良く快適でした。

KARSA KAFE
長閑な田園風景
2階の席からは田園風景を見渡すことができます。
2階席
奥にも田園風景が広がって見えます。
あまりに開放的で落ち着くので、小休憩と言いつつも1時間くらい滞在していました(笑)
オーソドックスにアイスコーヒーを注文(ミルク入り)
ちらっとパンフレットが見えていますが、ここはスパが有名でかなり人気があるようですよ。

ウブド中心部へ折り返し

さて、冷たい飲物と素敵な景色で元気を取り戻した後は、ウブド中心部へと戻ります。来た道を戻るだけなのですが、反対側から歩くと、また違った景色に出会ったりするんですよね。往路では気がつかなかった植物や景色を愛でながら、ウブド中心部へと戻りました。

お昼寝中のワンちゃん
割れ門をくぐったところ
南国らしいカラフルな植物
確かヘリコニアという植物だったかと…。
再び現れたジャングル

そういえば、グヌン・ルバ寺院の近くまで戻った時、ちょっとした脇道を見つけたので少し歩いてみることにしたのです。すると、グヌン・ルバ寺院の裏側を眺めることのできる場所を発見しました。

正面の入口から見るのもきっと良いのでしょうが、このアングルから見る寺院も何だか素朴で美しかったので、しばらくの間ここで寺院を眺めてから、ウォーキングコースを後にしました。

帰りに寄った脇道
グヌン・ルバ寺院の裏側(?)
由緒があるというのも納得なのですが、同時に素朴さも感じて、
しばらくの間眺め続けてしまいました。
こういった階段の多い場所って何だか惹かれてしまいます。

ウォーキングの際の注意点

さて、チャンプアン・リッジ・ウォークを実際に歩いてみて、少しアドバイスしたいことがあるので、ここに記載しておきますね!

最初の方にも書きましたが、このウォーキングコースは片道約2kmという程よい距離で、かつ高低差も少ないため、初心者でも気軽にウォーキング(というか散歩)を楽しめる場所だと思います。

しかし、ここはバリ島。昼間はとても暑いです!特に私が行った1月は湿度の高い雨期の真っ最中。着ていたTシャツが絞れるほど私は汗だくになりましたし、持参したペットボトルの水は早い段階でお湯になってしまいました。尾根を歩くため、日陰もほとんどありません。普段から外で運動している人でも、熱中症と日焼け対策は必要ですので、「帽子」「日焼け止め」「水」「タオル」は持参するようにしましょう。タオルに関しては、首に巻けば襟元の過度な日焼けを防げますし、水で濡らして首や脇の下に忍ばせれば熱中症対策にもなります。私はこの日たまたまタオル(水に浸すと広がる圧縮タイプ)を持ち合わせていたのですが、火照った顔や体を冷やすのにとても役立ちました。

服装に関しては、特別スポーティな格好でなくても大丈夫だと思いますが(実際、ワンピースやサンダルで歩いている人もいます)、やはり階段なり坂道なり石畳なりがありますし、草がボーボーな場所もありましたので、履物はスニーカーなどの靴をお勧めします。あとは自分を過信せず、こまめに休憩をとることが大事ですね!

まとめ

チャンプアン・リッジ・ウォークは、街の中のオアシスのような場所でした。人気の観光地であるウブドの人混みと喧騒から少しだけ離れて、静かで素朴な時間を過ごしたい時に訪れるには最適な場所だなと思いました。

今回は朝の遅い時間帯(9時30分~12時くらい?)に歩きましたが、早朝や夕方に来れば、また違った景色が見えるような気がするので、次回は是非、サンライズやサンセットの時間帯に歩いてみたいですね。

また、グヌン・ルバ寺院の歴史的背景も大変興味深いです。次回はもっと時間を取り、寺院や渓谷なども見て歩こうと思います!

以上、チャンプアン・リッジ・ウォークでの朝散歩風景をお届けしました!


おまけ

Green Tunnel(グリーントンネル)
Ibahホテルからウブド王宮方面に進むと直ぐにこのトンネルがあります。
Gojekの車で通った時に初めて見たのですが、あまりの異質な世界観に息を飲みました。
どうしても寄りたかったので帰りに歩いてみたのですが、本当に素敵な空間でしたよ!



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