江戸上野でディープチャイナ
江戸ディープチャイナの一番は池袋だと思う。
観光地化されていないエリアで、日本国内において最も中華系住民が多いのは北池袋らしい。あちこちで二カ国語表記。交通マナーは上海レベル。北池袋の公立小中学校では、クラスの半分くらいが華僑だということもあるという。孫文が日本に亡命してきたときに支援した宮崎滔天。滔天の邸宅が今も西池袋にあります。おそらくそのころから、池袋華僑ネットワークが築かれているようです。
(宮崎滔天の長男は、白蓮事件の宮崎龍介。白蓮事件とは、夫である筑豊の炭鉱王に、歌人・柳沢白蓮が新聞で絶縁状を公開する事件。離縁の理由は宮崎龍介との駆け落ち)
白蓮事件はどかた様の記事を参照してくださいね。
私は、孫文宮崎ラインは幕末の志士同士にもあった、例のキリスト教的つながりによるものだろうと思っております。正直、サインも横文字で、あんまり漢字のうまくない孫文を国父としてしまっていていいのか、他国のことながら少し懸念しています。
で、上野もなかなかなディープチャイナだと思った。
そんな予定は全くなかったのに、どうしてこの日のランチに一人でこの看板の店に入ったのかわかりません。そもそも 火鍋 っていうのは、一人で行く店ではありません。鍋ですからね。
急に吸い込まれてしまいました。
入った瞬間の「何名さま?」から、中国語でしか話しかけられない。
店員さんもお客さんも中国人しかいない気がする。
火鍋 、 台湾でも東京でも行ったことがあるけど、上海で「海底撈」を予約してもらった時が最後で、これ何年も前のこと。
火鍋は、とりあえずスープを選ぶところから。
辛いのと辛くないのと赤白二色で選ぶことが多いですが、
私は鶏ガラスープにしました。
注文はQR読み込み。
数カ国語対応です。
安全に日本語から注文。
野菜と肉がくるまで、スナックコーナーから好きなものをとってきました。
甘いものは食後用やね。
もそもそっとスナックを食べていたら、たれを用意していないことを見とがめたスタッフさんにたれを作るよう指示される。
というか、一緒にたれを作られる。
細かい調味料がようわからんかったが、中国語と身振り手振りで一緒にやってもらった(笑)。
途中、日本語わかるスタッフさんが(いたのか!)、いろいろ日本語で話しかけに来てくれた。
「この肉は長くしたほうがいい」←長いこと鍋に入れとけということ。
「味はどうですか」
とかなんとか。
平日昼のこの時間帯、客とスタッフさんは同数か、スタッフさんの方が多いとみた(笑)。
「店は中国人だけですねー」
「日本人いません」
ということでした。
ひとりでも、食べるよ!
江戸上野駅周辺、手加減なしの中国色を感じる店が何件かある。
とりあえず中国人が中国人のためにやっている、日本人にも対応できるよ日本語もOK、みたいな店が何件かあるように思えますが、ここもまさしくでした。
でも、清潔で店員さんがなんかやたら友好的で、帰りもなんかすごい笑顔で気を付けてね~「慢走~」と両手を振ってくれました。
久々の火鍋体験、実においしく楽しめました🔥次回は複数人で来よう。
日本側に嫌中意識がある人多いけど、マスコミとかの感情操作の部分もかなりあると気づいたほうがいい・・・実際に中国人との付き合いのなかでの経験を通してではなくて、植え付けられたイメージを自分の感情だと錯覚しているような人が多くて怖い。
友好感情と礼儀をもって接すると、かなり喜んでもらえて親切にされる経験が、私には多いです。はよビザなしで気軽に行けるようにして。あれも、相互同時ビザ不要をやりたがらずに相手国だけに要求している、日本側の問題だと思う‥
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