みつる

33歳男性。人生迷走中。エッセイだったり、創作だったり、色々書いています。Twitterもやってます。 https://twitter.com/@masaik218

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マガジン

最近の記事

生、実感しとります

 ら、た・た。 ら、た・た。  あん、どぅー、とろわ。  ら、た・た。 ら、た・た。   きゃとる、さんく、しす、せっとぅ。  つま先立ちでしゃなりと、らせん階段を降り遊ばせ申する。にじみ出ちゃう明らかに上流階級に属するオーーーラ。みなぎるメラメラ。燕尾服じゃなくて、ボロボロのニットセーターを着てるのにもかかわらず!? 我が精神の根っこから、気品がにじみ出てるのだろうか?  これ見よがしに「えほんっ」って一つ咳ばらいをしたらば、使用人たちがあたふたとゼンマイ人形に動

    • 悪趣味なガソリン

       おれは前回の記事で、「全てが面倒くさくて、やる気がまったく湧いてこない。沸いてこない。ドンクライ・エニモアー&ステテコマイ、andてんてこ舞い」  みたいなことを書いた! 気がする。もはや遠い過去。  相変わらず気力はナッシングっつうか、地下っつうか、マントラっつうか、地球核っつうか、始まりの一点に遡る。「あいうえお」の「あ」みたいに。  もはや空気を吸うために深呼吸している日常に、人斬り侍と誠実な政治家と成り上り途中の豪農が、三部会よろしくの空虚な議論をしている。

      • 【歌詞】ムカつき数え

         作詞しましたー。日々は嫌なことでいっぱいの僕たちは不幸なのか?  歌詞 一日のムカつき、数えてみよう 一つずつ順番にあげていこう その数が少なければ幸せとし 多ければ多いほど不幸としよう 朝起きて口の中ネバついてる 温度とパジャマが合ってなく風邪気味 起きてるのに遠くでアラームのスムーズ パンもシリアルもストックがない アイスコーヒーの粉が切れている 顔洗う水がぜんぜんお湯にならない 髪型もぜんぜん決まらない 鏡に映る顔が気に食わない 洗ったはずのパンツがない 洗っ

        • 面倒くさいのである。

           最近、やる気と言うものが全く湧いてこない。何もかもが面倒くさい、との言っても詮ない言葉が頭に浮かんでは、気力振り絞り選択して削除している日々だ。  そもそも「やる気」なんてものは人間が作り出した概念で、化学物質的には存在しない。人生、まずは行動である。片足を踏み出せば自然と歩みになるように、人間(=)脳内は慣性の法則に従うわけで、まず第一には行動しなければいけない。  などと、某SNSでどこかの男が言っていた。プロフィールに飛ぶと、フォロワーは2.3万であった。迷える人々

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        • 創作(小説・ポエム)
          22本
        • エッセイ
          52本

        記事

          【歌詞】動物少年

           走った歌です。 歌詞 俺はある日、気絶から目が覚めたら まっさらな草原にいて、三百六十度の自由だった 俺は動揺からくしゃみが止まらなくて 肌寒い空気が肌を刺すと思ったら全裸で 何も持ち合わせていなかった 木の棒も石すら手になかった 何も所有していなかった 記憶も箪笥貯金もなかった 何もかも失っていた 名前すらわからなかった フラダンス講師で飯を食っていたような そうだったらいいなとふと思った 俺はある日、眠りから目が覚めたら まっさらな草原にいて、七千万

          【歌詞】動物少年

          【歌詞】笑いとは

          今の感情のままに 笑いにこだわりありすぎて、明日には、歌詞、更新、するかもね ははは んふふ 歌詞 笑いとはなんですか 緊張と緩和ですか  まさか ははは 笑いとはなんですか 少し外れた人の、少し外れた動作ですか そんなのに指摘を入れては笑うのですか 笑いとはなんですか 駄目な奴らの行進ですか 笑いとは何ですか まさかそんな単純な  尻で笑いはしないでしょう 笑いとはなんですか とびきりの不幸ですか ガザの子どもは死んでますわ 笑いとは何で

          【歌詞】笑いとは

          友人と遊んでアップダウン

           先週末に、遠方にいる友人の元へ泊りがけで遊びに行った。  写真はない。思い出は記憶の中でこそ輝くから。  どこへ行ったかは記さない。それはプライバシーだから。  探検家は生水を決して口にしない。お腹を壊してしまうから。  今回の旅では、観光と呼べるような特別なことはしなかった。何をしたのかと問われたら、「いっぱい遊んだ!」と夏の日の小学生の絵日記になる。しかし歳を重ねると、この「いっぱい遊ぶ」こそが貴重で尊い行為なのだと実感する。  生涯の不摂生がたたってか、日々の暮

          友人と遊んでアップダウン

          【歌詞】神様よ

           歌詞を書きました。  「ホワット あ ワンダフルワーーーーールドォウ!」  てな世界で、今日も人間たちは生きている。 歌詞 君は生まれる前、世界の姿を想像できたかい? できやしないさ  まさか、世界がこんなだなんて まさか、こんなにも僕と同じ人がいるなんて! 聞いてない 聞いてないさ 神様にだまされたんだ ふとした真実の疑問も 煙に巻かれたのさ オッケー オッケー オッケー イエス イエス イエス 君が生まれた後、どれだけの人とすれ違った? 覚えてやいないさ

          【歌詞】神様よ

          タイの空、地蔵菩薩の慈悲よ降れ

           もう6,7年ほど前になるだろうか、友人と二人でタイへ旅行をしたことがある。  友人とは小学校からの幼馴染なのだけど、普段遊ぶと言ったらただただ酒を飲むばかり。しかも二人とも酒に溺れるタイプなので、周囲に迷惑をまき散らし、アスファルトに寝ころんだあげく、翌日にはきちんと記憶を無くし、己がしたことを周囲から伝えられ戦々恐々とする。今後、酒は三杯までにしようと誓い合う。そんな繰り返しの日々を分かち合った仲だった。  そんな友人が、ついに結婚をするという。そのタイミングで、彼か

          タイの空、地蔵菩薩の慈悲よ降れ

          歌詞書いてsunoです。 道交法って、守られがちですよね。 『暴走』 https://youtu.be/msJpqhwvjuM?si=61Ss2qoqLeahmWOZ

          歌詞書いてsunoです。 道交法って、守られがちですよね。 『暴走』 https://youtu.be/msJpqhwvjuM?si=61Ss2qoqLeahmWOZ

          歌詞かいてsunoでーす。 ジャンバラヤ https://www.youtube.com/watch?v=LdhYTxpkc8M

          歌詞かいてsunoでーす。 ジャンバラヤ https://www.youtube.com/watch?v=LdhYTxpkc8M

          【後編】シンドロームの入り口はどこだ

           右手のビニール傘を前に出し、地面につき支えにして、次いで右足を一歩前に。左手の杖を前に出し、地面につき支えにして、次いで左足を一歩前に。そんなお婆さんのじれったくなるノロノロ歩み。  二足一杖一傘歩行生物のお婆さんは、後ろから見てもしんどそうだった。人は歳を取ると、歩くことにすら難儀するから悲しい。俺は諸行無常を感じながら、チャリを押していた。  スマホを見ると、もう深夜も二時を回っていた。  いったいなぜ息子はこんな時間に、こんな老母に、キッチンハイターを買いに行かせ

          【後編】シンドロームの入り口はどこだ

          【前編】シンドロームの入り口はどこだ

           エメラルド色のタバコなんて、この世にあったんだ。河川敷でお爺さん(まるでホームレスみたいにボロボロの)が咥えてたんだけど、弱い月の光がなぜかその口元にだけ届いてて、宝石みたいに乱反射していた。  綺麗だな、ってそれを見ていた俺は俺でテイクアウトした牛丼を食べていて、もう深夜一時も回ってるし、はたから見たらそれなりに奇妙な男だろうけど、ま、しょうがない。  県を貫き都を貫き、海へと還っていくこの大きな川は、きっと色んな変わり者を見てきただろう。俺たちなんて、ありふれた雑魚人

          【前編】シンドロームの入り口はどこだ

          街灯の下で

           おれはずっと、世界とは暗闇そのものなのだと信じてきた。でも今日この日、それは間違いなのだと、おれは知った。  暗闇とはしょせん世界の一側面に過ぎないのだ。本質じゃない。世界について一番大事な、肝心なところは闇じゃない。  それは光だ。  では光とはなにか。具体的になんなのか。それは人間だ。世界は暗闇と、暗闇で光る100億の人間でできている。  人は夜道の街灯だ。余りにも世界が広すぎるからぜんぶを照らし出すことは出来ないけど、一人一人は確かに立っている。  おれはわざ

          街灯の下で

          お好み焼きで天下取り

           ある日の路上、本屋に行こうと歩いていたわたしは、予報外れのにわか雨に襲われた。  傘は持っていなかった。でも、コンビニで買うのは癪だった。コンビニに並ぶビニール傘って、人の不幸を待ちぶせしているみたいで嫌いだ。これまで何本買って、何本無くしてきたかわからないから嫌いだ。  だから買うぐらいなら雨に打たれる、と決然と歩き続けたわたしだったが、ニ三分も経たないうちに、己の思想に欠陥を見つけてしまった。濡れるのって、普通に不快なのね。  やっぱ傘買お。コンビニって便利! と

          お好み焼きで天下取り

          本屋へ歩くわたしは偉人

           ある晴れた日の最高気温は35度、私は本屋に行こうと繁華街を歩いていた。にぎやかな街と裏腹に、私の気分は少々しょげついているのであった。  経緯を説明するね。  んとね、本当はわたし、お気に入りの古本屋でルンルンショッピングがしたかったんだ。でもいざ訪ねてみたらそこが定休日でやってなくて、いまね、しかたなく別の本屋に向かってるとこなの……。  ぐすん。マジむかつく。もうあの古本屋きらい。つぶれろ。つぶれて永久定休日になってしまえ。ばか! ばかばかばか! ……ううん。うそ。

          本屋へ歩くわたしは偉人