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普通の学生が新卒でユーザベースに入るまで

こんばんは、うえのるいーずです。ユーザベースに新卒で入社し、現在はentrepediaamiを運営する株式会社ジャパンベンチャーリサーチに在籍し、JVRのリア充代表を自称しています。

ユーザベースに関するツイートはリアクションがつきやすいのですが、特に反響があったのがこのツイート。

もしかしたら「ユーザベースの中の人」って見えにくいのかもしれない。言われてみれば「ユーザベースってスーパーエリートしかいなさそう…」なんて声もよく聞く。

私はもともとベンチャーに入る気もサラサラなかったし、とにかく楽して生きていきたかった。

そんな私だからこそ書ける記事があるはず。そもそもユーザベースの新卒ってめちゃくちゃ少ないんですよね。
Progate尾嵜さんSCOUTER植木さんの記事に感化され、「そういえば自分について書いたことなかったなー」と思い立ち、いまMacbookを前にしています。せめて「就職活動は結婚活動と同じ」以下を読んでもらえたら嬉しいです。

将来の夢はお嫁さん

私は幼稚園から高校まで同じ学校に通っていました。自分で言うのもなんですが、所謂「お嬢様学校」ってやつです。15年間挨拶は「ごきげんよう」だったし、ピアノ・水泳・習字・ゴルフなど習い事も手当たり次第行っていた。

恥ずかしいことに、この頃からずっと女性は働かないのが普通だと思っていました。母親も専業主婦だったし、周りのお母様方も専業主婦だったから。

「将来は大きい会社に入って、玉の輿に乗って、寿退社するんだ♪るん♪」

そう思って、就活に有利そう&実家から近かった日本女子大学に進学しました。

大学に入ってからは勉学に励むこともなく、サークル活動に勤しみ、青春を謳歌していました。サークルはもちろん、テニサー。肩車をしてもらっているいかにもお調子者なやつが私です。

サークルのモットーは「テニスしっかり!飲みちゃっかり!」
もうやばいですよね。

後輩達の名誉のために言っておくと、テニスは本当に強く、インハイ出場者もいるレベル。でも私は大学までテニスなんてやったことなかったし、みんなと喋るのが楽しかった。

当時、GPAは1.6。

人生の転機

サークル活動に勤しみ、高田馬場のロータリーを徘徊する学生生活を謳歌していた私にも転機が訪れました。

留学許可通知。

留学なんてそれだけで凄いじゃないかと思う人もいるでしょうが、今の時代行こうと思えば留学なんていくらでも行けます。
優等生ではないので、もちろん学費が全額出る協定校留学はできず、学費の半分と単位交換が認められる認定校留学でアメリカへと旅立ちました。

留学に関しては別途記事を書けたらと思いますが、もちろんアメリカでも青春を謳歌し、そしてそこで私にインターンなるものを勧める先輩に出会いました。
素直さだけは人一倍ある私は、「どうやらベンチャーなるものがあるらしい。そしてそこは私も楽しめるらしい。ふーーん、面白そうだし、まあやってみるか。」そう思って1社目のインターン先、レバレジーズ株式会社に辿り着きます。

レバレジーズを選んだ理由はオフィスがかっこよかったから、それだけ。(もちろん入ってからは会社の素晴らしさにも気付き、本選考も受けました笑)

そして半年後、友人の紹介でユーザベースと出会います。
と言っても、当時は1番最初に合格を貰えたから入っただけでした。

とはいえ、ベンチャーの自由な風土と風通しの良さは居心地がよく、気がつくと1年以上働いていました。

メンバーも増え、気が付けば上場もしていた。

目標に向けて試行錯誤すること、チームが大きくなること、お客様に褒めてもらえること、今まで出会ったことのないような人達に会えること、全てがとにかく楽しかった。

1つ新しい挑戦をすること。それだけで人生は180度変わりました。

そして時は経ち、私にも就職活動の季節がやってきました。

就職活動は得意不得意の世界だ

インターン生活は楽しく、充実していたものの、私はユーザベースに入社するつもりはありませんでした。インターン先にそのまま入社するという選択肢が自分の中にはなかった。

自由な風土に魅せられた私は、ベンチャーと外資を中心に就職活動をはじめます。とにかくキラキラした社会人になりたくて、第一志望はサイバーエージェント。

末っ子で昔から世渡り上手だった私は、今の就職活動は得意不得意の世界だと早々に気付き、テクニックで乗り切ったわけですが、下記記事にヒントが隠されています。当時は言語化できなかったけれど、「いかに自分が変わったか」というギャップをアピールしていました。

その点で「内定をもらえる学生」と「もらえない学生」の二極化は、ズバリ「大学生活の4年間で自分を変えていける学生」と「変えていけない学生」とも言えます。今、企業がほしがっている人材は、変化することを恐れず、与えられた環境に柔軟に適応していける人です。

そうして就職活動さえも謳歌した私を待っていたのは、内定ブルーでした。
内定した企業は本当の私を分かってくれているのだろうか。この会社から内定を貰っているから優秀と思われただけじゃないか。

自分の見せ方を分かっていたので、一方でどの企業も本当の私を見てくれていない気がしていました。それでも1社だけ、事業も業務も面白い、会社の人も尊敬できる、そして何よりも私をちゃんと知っている会社がありました。

それがユーザベースです。

就職活動と結婚活動は同じ

そしてこのまま私がユーザベースに入社したと思った皆さん。
お忘れではないでしょうか、私が15年間「ごきげんよう」と言って育ってきたことを。姉も兄も大手金融に勤めていた上野家にとって「ベンチャー」とは異質なものでした。

だからユーザベースが私を1番分かってくれていることは明白だったけれど、私は別の会社を選びました

今振り返るともっと自分で説得できたんじゃないかとか、自分の意思を曲げることなく入社してきた同期の方がよっぽど立派だと思いますが、高い学費を払って学校に通わせてくれた、ワガママな私を見放さずにいてくれた親にも安心して貰いたかった。

代表取締役社長(当時)の新野、日本事業統括 執行役員(当時)の佐久間が実家に来たのはそんな時でした。親に初めて会わせた男性が会社の人。親もびっくり。「就職活動と結婚活動は同じ」なんて言葉をよく耳にするけれど、私ほどこれを実感した学生はいないはず。

2人は入社を押し付ける訳ではなく、どんな想いで何をやっているのか、個人としてどんな経験をしてきたのか、丁寧に説明をしてくれました。

私を採用したいと言い、社長にまで話をつけてくれた上司、成果が出せるかも分からない学生のために家まで足を運んでくれた社長と役員。

楽しい時よりも、辛い時も一緒にいれる人を結婚相手にしなさいと言うけれど、まさに、この人達とだったら、もし万が一、会社がだめになったとしても後悔しないと心から思えた。

そうしてやっと私はユーザベースに入社を決めました。

これから就職活動を控える皆さんへ

幸運なことに今、私は学生時代と同じように毎日を全力で楽しめています。
それは何故か?
ノルマや社内政治に頭を悩ませることはありません。どうしたらプロダクトが良くなるのか、どうしたら周りの人が、世の中の人がもっとハッピーになるのか。そんなポジティブなことに頭を悩ませて仕事ができるから、毎日ワクワクするし、楽しい。

だからこれから就職活動を控える皆さんは「ポジティブに仕事ができる会社か」「辛いときも一緒に頑張りたいと思える会社か」を考えて会社を選んでください。

それがユーザベースだったら、私はとても嬉しいです。


JVRのリア充代表だけでなく、会えるユーザベースも自称してるので、私に興味を持ってくださった方はDMください笑


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