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№2【読後記】『世界のトップリーダーが話す1分前までに行っていること 口下手な人が伝わる人に変わる心理メソッド43』/矢野香

『世界のトップリーダーが話す1分前までに行っていること 口下手な人が伝わる人に変わる心理メソッド43』

この本は、スピーチコンサルタントの矢野香氏が、世界のトップリーダーが話す前に行っている「準備の秘訣」と「伝わる話し方のメソッド」を紹介したものです。口下手な人でも、適切な方法を身につけることで、説得力のある話し方が可能になると述べています。

1. トップリーダーの事前準備
• 入念なリハーサル:スティーブ・ジョブズは、5分のデモプレゼンのために2日間のリハーサルを行ったとされています。リーダーたちは「本番で話す内容」を練習するだけでなく、「その場の雰囲気や歩き方」まで想定し、準備を重ねています。
• 3つの問いを考える:

①目的は何か?
プレゼンの目的を「うまく話すこと」にすると失敗します。大事なのは「聞き手にどんな行動を取らせたいか」を考えることです。相手が次に何をすべきかを明確にすることで、メッセージが的確に伝わります。

②メインメッセージは何か?
聞き手の記憶に残るよう、伝えたいメッセージを「13文字以内」に絞るのがポイント。これは、マーティン・ルーサー・キング牧師の「I Have a Dream(私には夢がある)」のようなインパクトのあるメッセージを生み出すための手法です。

③聞き手の期待は何か?
聞き手が何を求めているのかを理解し、相手の期待に応える内容を用意します。これにより、関心を引き、関与を高めることが可能になります。

2. 話す際の心理メソッド
• 沈黙を恐れない:話の途中で意図的に「間(ま)」を作り、聴衆の関心を引きます。これにより、次のメッセージがより効果的に響きます。
• 動作と声の一貫性:話すときの歩き方、立ち方、動作も重要。特に、話し始める前に「一拍おく」ことで、落ち着きが感じられ、信頼感が増します。
• 語尾を明確にする:語尾をはっきりさせることで、聞き手の注意を引きやすくなります。曖昧な語尾や小さな声では、話の説得力が落ちます。

この本は、プレゼンや会議、面接など、あらゆるビジネスシーンで役立つ具体的なテクニックが満載です。日常的な「伝わらない」悩みを解消したい方にもおすすめの一冊です。




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流✧✦カレント✧✦|*自分の時間で学ぶ法律*通教ライフ*
理不尽なことで泣き寝入りしている人を、1人でも助けたいと思い法学という学問を学んでいます。いただいたチップは学問の活動費に使わせていただきます!

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