異議を、唱えない
こんにちは。私は高校からラグビーを始めました。不思議なのが、けんかまがいの取っ組み合いスポーツなのに、「ピッ」と笛が鳴ると、いかつい男達はさっと離れてスクラムの準備をします。レフリーは絶対、なのです。
ラグビーでは、レフリーの判定に異議を唱える事はできません。他のスポーツは、結構、審判に文句言いますよね。ラグビーは、レフリーは絶対、なのです。たとえ、レフリーの判断が間違っていても、異議は唱えません。
私が初心者を指導する時に、特に初めて試合をする前には、必ず、「レフリーには文句を言うな!」と教えます。初心者は、言っちゃう時がありますから。
なぜレフリーに異議を唱えないのでしょうか。
「レフリー」の意味は「ゆだねられたひと」という意味があるそうです。昔はラグビーの試合をする時に対戦する両チームが、レフリーを頼みに行ったそうです。お願いして、レフリーをしていただくので、プレーヤーはレフリーの判定には文句言わずに従う、という慣例ができたそうです。
30人のプレーヤーが入り乱れるラグビーなので、レフリーは大変です。さらに、レフリーは、プレーヤーのためにも、間違った判定はできません。プレーヤーは判定に異議を唱えられないのですから。私がレフリーしていた時は、判定に間違いが起こらないよう、出来るだけボールの近くでプレーの判定ができるよう、信頼してもらえるよう、トレーニングしていました。基本は、走力です。いまは昔の物語。いまや、お腹ポッコリ、ですわ。
今日はへんてこりんさん、でなく、まともなお話。