マガジンのカバー画像

2023年中央競馬予想

7
2023年中央競馬の重賞を中心に予想
運営しているクリエイター

記事一覧

2023年オーシャンS・チューリップ賞・弥生賞の回顧

1 オーシャンSの回顧
前半600m通過33秒4、上がり3ハロン34秒0、勝ち時計1分07秒4は過去のレースと比較すれば優秀な部類(参考:2019年モズスーパーフレアの1分07秒1、2000年ショウナンカンプの1分07秒3、2020年ダノンスマッシュの1分07秒4)。
結果的に先行馬には苦しい展開になった模様。
勝ったのは3コーナーから4コーナーにかけてキミワクイーンと一緒に捲ったヴェントヴォーチ

もっとみる

2023年3月4日・5日の重賞3レースの展望

1 チューリップ賞
3歳牝馬三冠レース初戦桜花賞に向けた重要なトライアルレースであり舞台は桜花賞と同じ阪神芝1600m。
チューリップ賞と言えば2歳女王の年明け初戦に選ばれるレースだが、今年は2歳女王リバティアイランドは出走しない。
2歳女王不在のチューリップ賞はレアケース。過去10年では2014年、2015年、2016年、2021年の4回のみ。
この4レースの3着以内馬12頭のうち8頭は芝160

もっとみる

2023年阪急杯の回顧

1 全体の総評
2023年阪急杯はメイショウチタンがハナを奪い、そのまま淀みのない展開になりました。
前半600m通過33秒9はそれほど速いタイムではないものの、以降ラップタイムは落ちることがなく、1200m通過のタイム1分7秒6は2014年以降の良馬場の阪急杯の中では2番目に速いタイム(1番目は2021年の1分7秒4)。
こうなると中団の馬は脚を溜めることが難しく切れ味を削がれる形。
勝ったのは

もっとみる

2023年中山記念の回顧

1 全体の総評
ハナを切ったのは武豊騎乗のドーブネ。前半1000mは60秒と比較的スローの展開になる。
前半600mは36秒4、そこから11.8−11.8−11.7−11.6−11.4と絶妙なペース配分で後続に脚を使わせたドーブネの逃げにより、追いかける形の馬はあと一歩のところ止まってしまい後方から末脚を繰り出した外枠2頭の追い比べとなる。
最後はヒシイグアスがラーグルフの追撃を振り切り優勝。

もっとみる

2023年中山記念について

1 コース
中山記念の舞台となる中山芝1800mのスタート地点は直線の中間。スタートして間もなく急坂を駆け上がる。最初のコーナーまでは約205mと短い。その後は内回りコースを一周する形になり、最後の直線は310mと短く、かつ、高低差約2.2mの急坂がある。
✍パワーを要するコース
✍先行馬有利のコース
2 血統
過去5年の勝ち馬の血統を確認したところ
SS系・キンカメ系✕ストームキャット系のニック

もっとみる

2023年阪急杯について(その2)

色々と悩んだ末の結論
2枠4番ホープフルサインの単勝&複勝
ベストの距離は1200mとのコメントは気になるが、1400mの好走実績はあるので距離の壁自体はそれ程高くはない!
東京の芝1400mの好走歴は阪急杯に繋がりやすい
7歳馬だが父モンテロッソも晩成タイプだし、長期の休養を挟んでの前走の激走を見る限り衰えなし!

2023年阪急杯について(その1)

2023年2月26日(日)阪急杯について

1 コース
阪急杯の舞台である阪神の芝1400m(内回り・Aコース)は向正面左奥からスタートして最初のコーナーまで443mと十分に距離があるため先行馬は多少出遅れても何とか挽回できそう。逆にいえば、先行馬のやり合う形になれば前半は速くなる。最後の直線はAコース使用時356.5mであり、最後に急坂が待っている。
2 高松宮記念との関係
2014年以降、阪急

もっとみる