2023年3月4日・5日の重賞3レースの展望

1 チューリップ賞
3歳牝馬三冠レース初戦桜花賞に向けた重要なトライアルレースであり舞台は桜花賞と同じ阪神芝1600m。
チューリップ賞と言えば2歳女王の年明け初戦に選ばれるレースだが、今年は2歳女王リバティアイランドは出走しない。
2歳女王不在のチューリップ賞はレアケース。過去10年では2014年、2015年、2016年、2021年の4回のみ。
この4レースの3着以内馬12頭のうち8頭は芝1600mの重賞レースにおいて4着以内の実績のある馬だった。
また残る4頭はすべて初勝利が芝1600mのレースであり、1400mと1600mのレースのみ出走していた。
とにかく芝マイルの実績・適性のある馬を狙うべし。
【注目馬】
アリスヴェリテ、キタウイング、カフジキアッキエレ、バースクライ、ペリファーニア、マラキナイア、モズメイメイ

2 オーシャンS
高松宮記念に向けた東の重要なトライアルレース。
舞台の中山芝1200mは最頂点から転がっていくイメージのコース。
とにかく勝つには前目にポジションを取ることが大事。
過去5年の優勝馬はすべて5番手以内で競馬をしていた。
前走の成績は不問だが、前年にオープンクラスの芝1200mのレース1着の実績あるとよし。
稍重以上の道悪になるとマイル以上で実績のある馬が好走する。
【注目馬】
ヴェントヴォーチェ、オパールシャルム、ジャスパージャック、ジュビリーヘッド、ナランフレグ、ロードマックス

3 弥生賞
牡馬クラシック三冠初戦皐月賞トライアル。
舞台は皐月賞と同じ中山芝2000m。
ただ、このレースは皐月賞に比べてペースが落ち着く傾向にある。
スローからの瞬発力勝負になるため、2000m未満のレースで上がり3ハロン3位以内での好走実績のある馬に注意。
特に芝2000m未満のレースにおいて、先行しながら上がり3ハロン3位以内で1着になったことのある馬は要注意。
【注目馬】
ゴッドファーザー、タスティエーラ、トップナイフ、フォトンブルー

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