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神戸異人館模様~もしも願いが叶うなら~

皆さん、神社に行って手を合わせる時、何を願いますか?
「素敵な恋人ができますように」
「大学に受かりますように」
祈ることは様々、そして欲は無限。あれもこれも神様にお願いしたくなるのが煩悩まみれの人間の性というもの。

私は何もお願いしない。
拝殿に手を合わせる=神様にお礼を言う
と思っているからだ。

今、健康で、仕事があって、趣味も楽しめる。
地球規模で考えたら、運が良いとしか言いようがない。だから、ただお礼を言うだけだ。

さて、神戸異人館のお話、今回は、山手八番館。

向かって左に男性、右に女性が座る

サターンの椅子はご存知の方も多いと思う。
この椅子に座って願い事をすれば叶うという。
おばちゃん集団が交互に座って写真撮影をしていたので5分ほど待って、ようやく座ることができた。
私は胸の中で呟く。
「家族全員、健康に暮らせますように」
願い事しないんじゃなかったの? と言われそうだけれど、神様じゃないから、まあいいか、と。
神様は願い事を叶えてくれるけど、その代わり何かひとつ持っていっちゃうのだそうだ。

山手八番館には仏像がたくさん。私はわりと敬虔な仏教徒なので(怪しい新興宗教や政治と関係のある団体に属しているわけではない)、ひとつひとつに手を合わせていく。
神社で手を合わせるのは普通だけれど、仏像に手を合わせる姿って珍しいのか、他の観光客がちらりと私を見ながら通り過ぎていった。

どの異人館に入っても、私が必ずチェックするのは天井照明とステンドグラス。
山手八番館にもかわいい照明が室内を照らしていました。

それにしても。
前から思っていたのだけれど。
「サターン」て座るのを躊躇う名前なのだけれど、皆、気にしないのかな。
まあ、私も座っちゃうけどね。

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