RUCOCO
猫の話、酒の話、どうでもいい話。日々思い浮かぶことを綴りました。
2024年9月、バリ島へひとり旅に出掛けた時の記録です。
世界のあっち、日本のこっちで私が見た風景。お腹の底から笑ったこと、感動したこと、怖かったこと。旅先の出来事をエッセイにしました。
神戸を旅した記録。 子供の頃からなぜか神戸という街に惹かれていました。初めて訪れたのは20歳の頃だったと思います。いつもの風景なのに、新しい感動がある。不思議な街です。 旅行記ではなく、エッセイ風に綴ってみました。
どんなに暑くても、夏が好きです。一年中、Tシャツで過ごせたらいいのになあと、常に思っています。 世界のあっちで日本のこっちで買いまくったTシャツには、どれも思い出が付随しています。 旅先での出来事とともに、Tシャツコレクションを紹介するエッセイ集です。
はじめまして はじめまして。 RUCOCOです。 コンテストに応募してボツになり、推敲して別のコンテストに応募してまた落ちて……。 そんなかわいそうな作品たちを、せめてどこか日の当たる場所にと考え、noteにたどり着きました。 上手くないけれど、写真も好きです。文中の写真は自分で撮影したものを使っています。 こんなヤツです 海と高原と温泉の街で生まれ育つ。 バブルに浮かれ、散財したのち、結婚→再就職。 30代からスキューバダイビングにはまり、世界の海を潜りまくるも、2
11月。それは酉の市の月。 酉の日が週末に被ったら、必ず花園神社の酉の市に顔を出している。 七味唐辛子を買うのが主な目的なのだけれど、コロナ以降、どんな祭りも屋台が減り、去年も今年も唐辛子に出会えなかった。 仕方ないので、境内の適当な店に入って酒飲んで帰ることにする。 バラック仕立ての臨時居酒屋。当然、お祭り価格。 プラスチックカップの生ビールが600円。あれ、代々木公園のイベントとそう変わらないか。焼き蛤2個で800円はもはや高いのか安いのかわからん。楽しく飲めればそれで
バリ島へ行くならGrab(タクシー配車アプリ)は必須、と言われてインストールはしたけれど、セブ島でのトラウマがあって、使用できずにいた。 (セブ島事件? はこちら↓)https://note.com/rucoco22/n/n72060449bf7b ウブドに3泊した後、海辺のリゾート地サヌールへ移る際に使ってみようと思ったけれど、途中、寄りたい所もあるし、結局マデさんにお願いした。 あれは何度目の訪問だったか、車の中から見た風景を忘れられずにいた。 行けども行けども仏像
私の家は2つの駅のちょうど中間に位置している。 ターミナル駅に近い方を①、もうひとつを②としよう。 ①②、どちらにもドトールがある。 平日、リモートワークの合間に行くのは②が多い。スーパーや八百屋さんが集約していて買い物に便利だからだ。 先日、整形外科とインフルエンザワクチン接種で病院をはしごするために午後半休を取った。先にワクチンを済ませ、整形外科―この日、ようやくギプスが外れることになっていたんです(^^)―の午後の診療開始時間まで、①のドトールで時間を潰そうと思っていた
自己紹介の「私の好きなもの・こと」にひとつ書き忘れていた❗️ 私はホラー映画が大・大・大好き。 ホラー映画を分類すると「13日の金曜日」を代表とする連続殺人系、「エクソシスト」等悪魔払い系、人形やいわく付きの家等の祟り系と、まあ、いろいろあるけれど、私は姿が見えないものに追われるストーリーが一番、怖い。 お化けや殺人鬼は出てこない。限りなくホラーに近いサスペンスといったところだろうか。 「激突」は、まさしくそんな作品に分類されるだろう。 大昔、誰かに「これ面白いよ」と勧
ワヤン・クリッ。 バリ島、そしてロンボク島に伝わる影絵芝居。 初めてバリ島を訪れた時からずっと、観たいと思っていた。 バロンダンスやケチャのようにメジャーではないけれど、滞在中、どこかしらで必ず上演はされていた。 でも、観なかった。 それはなぜか。 影絵芝居は開演時間が遅い。だいたい夜の8時以降。 南の島に行ったら、真っ昼間から酒を飲むでしょうに。その時間、酔っ払っているでしょうに。 そんな遅い時間まで我慢できるわけがない。 青い海、眩しい太陽ときたら、ビールを飲まないわ
プラ・タマン・ペカンフハン・サラ(Pura Taman Pecampuhan Sala)。 舌を噛みそうな長い名前のお寺。 バリ島に発つ直前にSNSで知って、急遽カーチャーターをお願いした。 なーんと、バリ島百戦錬磨のツアー会社も知らなかったお寺で、こちらが情報を提供するという珍しい事態に。 宿泊しているウブドから車で1時間ほどで到着したお寺への入り口からは、長い長い階段を下りていく。 帰りはこれを上るんかー、と早くもへこたれそうになる。 けれど、ようやく目にしたその光景。
実は、わたくし、今、足を骨折しておりまして。 週2回は通っていたドトールに、なかなか行くことができず、先週末、旦那に手を貸してもらって久々に訪問した次第です。 ジャーマンドックを食べるつもりでしたが、期間限定メニューの「チキンとたまご~てりやき&ガーリックソース」なんぞがメニューにあるではないですかっ。 非公認ドトール研究家としては、これを食べずには帰れません。 注文後、はっと思い出して店員さんにこう告げました。 「半分にカットして下さい」 そう、今までは言わずともカットされ
ようやく出口に近づいたところで若い女の子と目が合った。 「あの、近くにトイレはありますか?」 と尋ねてみる。 「あちらにあるわよ」 どの建物かはわからないけれど、「あちら」の方に行ってみるしかない。 「待って。それ、持っていてあげる。邪魔でしょう」 胸元に抱えていたクロックス。これを預かってくれると言う。けれど、一瞬、私は躊躇した。トイレ、絶対に汚い。裸足で入るのは嫌だ。 私が戸惑っていることに気付いたのだろう。 「大丈夫、盗まないから」 いや、そうじゃなくて。裸足だとほれ…
バロン会議ツアーは送迎含めて4時間程と聞いていた。 事前にトイレの確認をすると、 「なくはないけれど、土地柄、衛生面はよくない」 とのこと。 まあなんとか4時間くらいなら大丈夫だろうと申し込んだ。 お祈りが終わり、そろそろ帰るのかなと思っていると、ガイドのワヤンさんが、 「彼ら(同乗していたイタリアご一家)はこれからテガラランやゴア・ガジャに行きます。あなたも一緒にどうですか。早く帰りたいなら、もう一台、車があるのでそちらへ。車に置いてある荷物はあとでホテルに届けます」 と
バリに到着した日はガルンガン。日本でいうお盆のような祝祭日。この後も10日間ほどお祭り状態が続く。 これに合わせて行われるのがバロンの大集合(通称:バロン会議)。 バロンはバリ島に伝わる獅子の形をした聖獣で、ほぼ全ての村が各々バロンを所有している。 今回はこのバロンたちに会うために旅行計画を立てた。 到着翌日、バロン会議が行われるタロ村に向かう。 個人で参加するのは難しいので、ツアーを頼んでおいた。参加者は日本人女性とその息子さん&娘ちゃん。イタリア人とのハーフだそうだ。 途
2019年の9月、バリ島 8回目にして、ウブドに初めて滞在した。わりと高級なクラスのヴィラがタイムセールで70%引きくらいだったと思う。これはチャンスと深く考えずにボチっと予約してしまった。 緑の多い気持ちの良いヴィラだった。 ウブド地区のメインストリートでもあるモンキー・フォレスト通りに面していながら、その喧騒を感じることなく、静かなリゾートタイムを過ごせた。 チェックアウトの日、頼んだタクシーの時間まではまだ間があった。名残惜しくてウブドの街を散策していると、花に彩られ
話は一旦、機内に戻る。 ビジネスクラスに乗ったと書いたけれど、そもそも私は一介のサラリーマンなので、通常はエコノミーに乗る。 今回はマイレージを使って航空券をとった。 猫の病院代をスカイマイル提携のクレジットカードで支払い続けていたら、貯まりに貯まってしまったのだ。 プレエコでハワイか、ビジネスでバリか、随分迷った。結局、円安に背中を押されてバリにした。 もともと物価の高いハワイ。 たかだかハンバーガーに3000円も払えますかって。 さて、比較的少ないマイル数で取れたガル
今回ほど出発前のドキドキ&ワクワク感を味わえなかった旅はない。 事前に準備しておく入国書類は全て揃えた。Webチェックインも済ませた。それでも何か肝心なものを忘れているような、間違っているような感覚が拭えない。 そして、成田にて最後の関門、エムボックス(サル痘)の自己申告フォーム入力の瞬間がやってきた。 成田エクスプレスの中で試しに入力してみたら、最後の質問(last destination)のところで日本を選べずエラーになった。 嫌な予感がしたので空港で荷物を預けた後、カ
成田に着くと、季節は秋だった。 でもまたすぐに夏に戻るって? それはともかく。 バリでは大きな祝祭に参加させてもらった。 一目で余所者とわかる私に、お祈りのやり方を教えてくれたり、お花をわけてくれたりと、親切にしてくれた村の人々。温かい気持ちになって、私も神様に手を合わせる。 祈りが通じたのか、バリ滞在中に嬉しいお知らせが。 とあるコンテストに応募したエッセイが入賞しました! この件もバリのことも、おいおい書いていきます。 その前に…… 長いお留守番で拗ねてしまった猫た
先週末、用があって新宿へ行った。結局、ひとつも目的を果たせず、がっくりきたので、軽く飲んで帰ろうかと、とある飲み屋街に立ち寄った。 「接客は最悪だなっ!」 と歩きながら悪態ついているおっちゃんたち。一体どこの店のことかなと考えながら、一度行ってみたかった町中華に着席。 厨房を囲むように丸椅子が並び、これでもかってなくらい見事な町中華メニューがリストアップされている。 まずはビールと餃子、そして人気メニューの木耳炒めを注文。 ビールは秒で出てきたけれど、ほぼ満席だったせいか