【読書ノート】『夫とUFO』(『我が家の問題』より)
『夫とUFO』(『我が家の問題』より)
奥田英朗著
夫が、自らにはUFOが姿を見せ、それらと交信していると告げてきた瞬間から、この物語は始まる。
夫は、決して新興宗教にはまらず、しかし、心からUFOとの対話を信じ込んでいるようだ。
私(妻)は、かつての同僚から会社の内情を聞いてみたところ、様々な問題が明らかになってきた。
キーワードを挙げてみる。
①UFOの目撃
未知の存在や現象に直面することで、ひとは従来の考え方を超え、新たな視点を得ることができる。
宇宙の謎や広がりに触れることで、ひとは自らや地球のかけがえのなさを再認識し、宇宙との繋がりを感じる。
②散歩道
健康的な生活を促す場所。
自然の中を歩くことは、心を鎮め、ストレスを解消する助けになる。
散歩道は人々の集う場であり、交流を深める場でもある。
物語の主題は何か?
一言で言えば、人間は不完全な生き物でお互いを補完し合うパートナーの存在が、重要性だということ。
ストレスを自覚しないひとは、突然倒れたりするわけで、異常な事態を感じ取って支えてくれる存在は大切だと理解した。