「グレート・ギャツビー」
「グレート・ギャツビー」
スコット・フィッツジェラルド著(村上春樹訳)
「華麗なるギャツビー」DVD
世界的な名作の村上春樹訳、お勧めの一冊ということになろうか?。
ハチャメチャな人生なのに、一人の女性に対して誠実に生きた男の生涯の話。こういうのを硬派というのだろうか?男泣きできる一冊です。
印象に残ったフレーズ
「ギャツビーは最後の最後に彼が人としてまっすぐであったことを僕に示してくれた。果たされることなく終わった悲しみや人の短命な至福に対して僕が一時的にせよこうして心を閉ざすことになったのはギャツビーをいいよう食い物にしていた連中のせいであり、彼の夢の航跡を汚すように浮かんでいた醜い塵芥のせいなのだ」
「その願いのあまりのつつましさに僕は言葉を失ってしまった。彼は五年間わき目もふらず彼女を待ち受け豪華な屋敷を買い求め、その辺の域刷りの蛾たちに星明りを気前よく分け与えてやったのだ。」
著者(スコット・フィッツジェラルド)の人生ともりんくしているところもあり、興味をそそられる。
男の哀愁、このもの悲しさのながれが村上ワールドの深いところに流れているのだろうなあと思った。
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