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やめられないゲームの有効活用

ゲームにまつわるバトルは続きやすい

子どもがゲームをしている時、やめさせるのは一苦労。ご飯を食べさせたり、お風呂に入れたり、宿題をやらせるのは骨が折れます。子どももゲームを続けたいから、「セーブできるところまで待って」とか「今、ボスと戦ってるからやめれない」とか様々な理由をつけて抵抗します。こういう仕事をしているからか見聞きする限り、すぐ切り上げられる子は少ないです。多くの子はやめられず、親子のバトルが始まります。そして、あるときは親が根負けし、また、あるときは子どもがゲームを取り上げられるという結末を迎えるのです。このやりとりに苦労している親御さんは、多いのではないでしょうか?

ゲーム機をコントロールする方法は短期的な効果

ゲーム機自体を取り上げるという強権発動をする親御さんもいらっしゃいます。罰を与えて行動を変化させようという方法ですね。もちろん、それが有効な部分もあります。けれど、ずっとやらせないでおくのも可哀想ですし、子どもに「返して!」「友達と話が合わなくなる!」と言われると、結局は返すことが多いようです。そうしてしばらく時間が経つと、いつの間にかまたバトルの日々が再開。取り上げる方法は、短い期間の解決にしかなっていないというご家族をしばしば見ます。

ゲームは悪影響、とまでは言わないまでも、生産的ではないのだからやめさせよう!との考えは一般的かと思います。しかし、子どもがゲームをやめられないこと自体も成長の機会になるのかもしれません。

もし、困っているのなら、一度ためしてみてください。

充電器をコントロールすることで、成長の機会に

どうするか?というと、ゲーム機本体ではなく、充電器の方をコントロールするやり方です。ニンテンドーswitchのような携帯型ゲーム機を週に1回、あるいは2回充電させ、その他の日は親が充電器を管理しているというやり方です。こうすることによって、毎日遊びたければ、自分で遊ぶ時間をコントロールしなければいけません。例えば日曜日にフル充電し、月曜日にずっと遊び続けて充電が切れてしまったら、火曜から水曜、、、とゲームが出来ずに困ります。毎日、ゲームで遊びたければ、自分の欲求を自分でコントロールする必要が出るのです。ですから、子どもの欲求を親御さんがコントロールする必要はなくなります。むしろ、充電以外のゲームの運用について親は口出しをしてはいけないのです。

これをすることによって、悪の元凶のようになっていたゲームも、子どもが欲求コントロールを学ぶための道具になります。試してくれた方の感想では、親子のバトルがなくなってずいぶん楽になったと言います。子ども自身も、ちゃんと計算して自制できるようになったらしいです。

子供との合意がポイント

ただ、これにも1つ落とし穴があって、PlayStationのような据え置き型のゲーム機も持っている家庭では、充電が切れたときにそっちをやってしまい、意味がなくなってしまいます。また、子どももあの手この手で頑張りますので、充電器を探し出してしまい、勝手に充電してしまうこともあります。親子のバトルは、親だけでなく子どもうんざりしています。その点を共有し、解決方法として充電器をコントロールする。その代わり、どれだけゲームをしても文句は言わないと約束することがポイントです。同意を得て、実践できたご家庭は、平和になりますよ。ぜひお試しください。

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