不安は挑戦の証
【はじめに】
皆さんは最近、いつ仕事で「不安」な気持ちを抱いたでしょうか?
上司や先輩が急に仕事を休んだ時、
公の場でプレゼンをするよう指示を受けた時、
新たに仕事を振られた時等、仕事において不安はつきものです。
今回はこの「不安」に対しての仕組みと解消する方法について書き記したいと思います。
【不安の定義】
不安とは「心配や恐怖を感じることにより心身に様々な症状をきたすこと」
代表的な症状としては、
緊張により口が渇く、手が震える、声が震える、動悸がする、心がモヤモヤする、うつ症状になる等です。
この定義や症状のみを見ると「不安」はマイナスなことと捉えられがちです。
しかし仕事においては全てがマイナスではありません。
不安を乗り越えることで人は、成長し、乗り越えた先の達成感や幸福感を味わう事ができるからです。
また、不安を抱くとは現状の自分よりもハードルが高い目標や課題に取り組むからこそ抱く感情である為、「不安の大きさ=挑戦(レベル)の大きさ」とも言えるのではないでしょうか。
【不安の正体】
不安が起こる理由としては脳のホルモンによる影響と考えられています。
特に脳内物質の「セロトニン」という“安心感を感じる幸せホルモン”の減少によって不安感は増強されるそうです。
そしてそもそも人にはこのセロトニンの分泌量を司る遺伝子の型が2種類存在し、それぞれセロトニンの分泌量を司る型には「S」と「L」があり、Sの型の保有者は分泌量が少なく、Lの型の保有者は分泌量が多くなります。
驚く事に日本人は人種としてSS型とSL型で90%以上を占めているそうです。
つまり日本人はセロトニンの分泌量が少ない遺伝子の保有者が多く、人種的に不安になって当然の遺伝子が生まれた時から備わっているという事です。(※下記図の赤枠部分参照)
よって、例えば仕事の状況において
「私にはこの仕事は無理だ・・・(涙)」等と多くの日本人が考えてしまうということ。
以上の事から「不安を感じることは特別な事ではない」という事をまずは理解をする必要があります。
その認識だけでも不安そのものの軽減に繋がるのではないでしょうか。
【不安を解消するには】
ここから不安を解消する為の一つの方法を書き記します。
不安を解消するには「リフレーミング」という手法があります。
※リフレーミングとは
「一つの出来事の視方(フレーム=枠)を変える事で、その出来事に異なる視点や意味合いを持たせること」
つまり、起こった出来事や事実は変える事はできないが”捉え方”を変える事によって出来事への意味付けに変化をもたせることを言います。
前提として人の見え方は様々です。
例として下記の2種類の絵を紹介します。
上の2種類の絵はそれぞれ何に見えたでしょうか。
答えは絵の下に記載をしていますが、片方しか認識できない人もいるかもしれません。
上記2種類の絵のように人はそれぞれ異なる見方(捉え方)をしています。
これは物理的な空間のみではなく心理的な空間でも同様です。
まずはこの前提を理解する事が大切です。
では次に下記のコップの絵を見て下さい。
「水が半分しか入っていない」
「水が半分も入っている」
どちらを考えたでしょうか。
このように人はそれぞれ見方や捉え方、感じ方が各々で異なるという点を理解しましょう。
このような認識を理解することで、
→人の捉え方は千差万別
→物事に正解はない
→悩む必要はない
→不安の軽減
というような前提に立って物事を考える事が可能となります。
【まとめ】
不安は誰でも抱く感情であり、全てがマイナスではありません。
上記で述べた手法や考え方はあくまで一部に過ぎませんが、
まずは不安という感情をしっかり自身で受け止め、味わい、自身の状況やタイミングを計りながら自身のペースで挑戦をしましょう。
不安を抱く理由は
自分の知能が低いから
周りの人よりも劣っているからではありません。
不安を抱いている時こそ、成長できると捉え
そしてそれは
挑戦をしている真っ最中です。
不安を抱くとは挑戦の証。
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