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【日韓比較】ランチフレーションって?会社員ランチ代高騰の実情に迫る#1

近頃「物価高騰」「実質賃金低下」「円安」などの影響により、日本では特に経済的に難しい状況が続いております。そんな中、家計を切り詰め、節約を考えている方もいらっしゃるかのではないでしょうか?

ところで、皆様今日のお昼に何を食べましたか?働く会社員にとって、一番の楽しみといえば‥?お昼のランチ!なんて方も多いかと思います。実はいま、隣国韓国では「ランチフレーション」というワードが話題になっています。なんとなく、意味は推測できるかと思いますが、今回はこのランチフレーションについて、日本だけでなくお隣韓国まで!両国の会社員のランチ事情を探ってみたいと思います。


ランチフレーションとは?

📌ランチフレーション(lunch + inflation)
ランチとインフレーションをかけた「ランチフレーション」は、会社員の昼食代の高騰を表している造語。韓国でも近頃流行りのワードだが、元々はウィズコロナ時代に突入したころ、ビジネスマンがオフィスに復帰しだしてから生まれたもので、欧米諸国でもしばしば取り上げられている。

主に外食をしている日本のビジネスパーソンも実感しているこのランチ代の高騰…。他の国もそうなの?という実情はあまり見えないですが、今回は実際に、海外現地ではどうなのか比較してみたいと思います🙂

日韓:会社員のランチ実情【比較】

本日は実際に日本の東京と、韓国のソウルのオフィスで働く会社員のお二人にお話を聞いてみました。

韓国での普段のランチはどんな感じ?

韓国ソウル会社員 かんちゃん

特に金曜日など、たまに贅沢するときもありますが、基本的には一般的な飲食店でほぼ毎日外食をしています!でも価格帯は大分上がりましたね‥😥

📝韓国:1週間の外食ランチメニュー(例)
月:自家製バーガーセット 13,100ウォン (約1,423円)
火:酢鷄麺 (チョゲククス) 9,000ウォン (約978円)
水:スンデグッ (腸詰スープ) 9,000ウォン (約978円)
木:ロースカツ定食 12,000ウォン (約1,304円)
金:四川炒飯 (XOソース蟹チャーハン) 18,000ウォン (約1,956円)
💡1週間で 計 61,100ウォン(約6,640円) の支出

日本での普段のランチはどんな感じ?

日本 東京の会社員 にっちゃん

お弁当を作る時間があまり取れないので私は断然、外食派。高くなったとは思うものの、それでもリフレッシュも兼ねてランチは外食を選んでしまいますね。

📝日本:1週間の外食ランチメニュー(例)
月:本日の自家製生パスタ(パスタ、サラダ) 1,300円
火:ローストビーフ丼 ※フードトラック 880円
水:バターチキンカレー+ナン 1,100円
木:焼き鳥丼 (焼き鳥丼、味噌汁) 1,000円
金:五目チャーハン 900円
💡1週間で 計 5,180円の支出


※上記は一例であり、メニューや個人の嗜好などの条件により
金額感に差が出るため、一概に日韓の物価比較としてみることはできません

それぞれ今のランチ代やランチ事情についてどうお考えですか?

韓国ソウル会社員 かんちゃん

韓国では、コロナの影響か、ここ数年の間に急激に物価が上がったということを実感していて、感覚的には2割程度高くなったのではないかと思います。もともと低価格が売りだったチェーン店や小規模のお店でも少しずつ値上げしている印象で‥やはりどこに行っても物価高を痛感してしまいます。何年か前には、ビビンバやチゲ、キンパ(海苔巻き)などの庶民的な韓国料理は、普通の食堂で3000~5000ウォン(300~500円)ほどで食べられていたので、仕方ないとは思いつつもこのままどこまで値段が上がってしまうのか少し心配ですね。ランチをほぼ外食してしまうと、今では毎月20~30万ウォン(2~3万円)ほどをランチ代として使ってしまうのでかなり負担が大きいです。

また、特に日本の方は「韓国ではリーズナブルで美味しいご飯が食べれる!」と思っている方が多いのではないでしょうか?エリアにもよりますし、何を食べるかにもよりますが、その頃(十数年前)の韓国と比べると格段に上がっています。今は日本とさほど差がないのでは?と思います。ただ韓国では、バンチャン (副菜のおかず) がおかわり自由でついてくるのでそのあたりはお得かなと思います(笑)

日本 東京の会社員 にっちゃん

日本では、以前はランチにかかる費用が基本的に平均850円~900円くらいだったのが、今は1,000円位になった気がします。値段の相場はエリアによってもばらつきがあり、新橋の方面にいくと比較的リーズナブルなお店も多いため、選択肢も豊富だったように思います。近頃は、コロナ禍で閉店したお店も多かったり、周辺の開発などで小さい店は以前より少なくなっているような印象を受けています。

このように外食費が上がっている状況の中、一応毎日のランチ代にかける金額は気にするようにしていて、今は高くてもMAX 1,200円以内に抑えるよう心がけています。在宅勤務の日は外食しないのですが、出社の日は基本、虎ノ門周辺で食べるので、大体1ヵ月のランチ代だけで現状2万円は使っていますね。これでも気にしながら使っているのですが‥やはりどこか別のところで節約するなど、何かしらの対策が必要かもしれません。


さて、本日は実際に現地で働いているお二人のお話をまとめて比較してみました。やはり、私たち日本だけでなく、隣国韓国でもかなり外食費が上がっているみたいですね。

日本では、物価の変動分を反映した「実質賃金」が対前年増減率で見ると、15か月連続のマイナスとなっている状況です。こういった状況下で家計が厳しくなったと感じている方も多いはず🥲なかなか厳しい時期が続いていますよね。このような状況が続くと、これからも外食をすべきかどうか?悩みどころです。

次回は、実際に「なぜ、両国でこのような高騰がおこっているのか?」その実情とどのようにして乗り越えているのか?そして今後どういった対策がとれそうか?についてさらに詳しく迫ってみたいと思います。

出典:NHK NEWS Web

厳しい家計‥打開策は?「日韓それぞれの会社員が
ランチ代高騰を乗り切るための術」次回に続く👉
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