紫外線がお肌にあたえるダメージって?
私たちが日々浴びている紫外線は、私たちが思っている以上に肌にダメージを与えています。夏本番を前にしっかりと紫外線対策をして、大切なお肌を守っていきましょう。
■3種類の紫外線たち
太陽からの光の5%ほどの割合である光線で、英語の「Ultra Violet」を略して「UV」と呼ばれています。紫外線は波長により3種類に分けられます。
・UV-A
最も波長が長い紫外線で、気候や季節などに関係なく年中降り注いでいます。
じわじわと肌の奥深くまで浸透し、しわやたるみなどの老化の原因になります。
・UV-B
4月ごろから増え始め、5月~8月をピークに降り注いでいます。
UV-Aよりもエネルギーが強いため、肌の炎症トラブルを引き起こしやすく、皮膚がんの原因にもなります。メラニン色素を増加させ、シミやそばかすも引き起こします。
・UV-C 短波長紫外線
オゾン層によりほぼ吸収されてしまうため、地表にはとどきません。
■UV-AとUV-Bの肌へのダメージの違い
・光老化を引き起こすUV-A
波長の長いUV-Aはお肌の奥深く、真皮まで到達します。お肌の弾力をつかさどるコラーゲンやエラスチンを壊す酵素を増やしてしまうので、深いシワが形成されてしまいます。
メラノサイトを活性化させ、メラニンを生成します。大量につくられてしまうと、黒くくすんだようなお肌になり、シミになります。
・肌細胞を傷つけるUV-B
肌細胞を傷つけてターンオーバー(お肌の生まれ変わり)を乱してしまいます。その結果、炎症や乾燥など肌トラブルをおこしてしまいます。
■紫外線からお肌を守る方法
紫外線対策として、有効的な手段は日焼け止めを塗ることです。そのためには、自分にあう日焼け止めを選ぶことが重要になってきます。
■SPFとPAって?
・SPFとは UV-Bを防ぐ指数
UV-Bから肌を守る時間の目安→SPF1=約20分
SPFが50以上ある場合はSPF50+と表記されています。
・PAとは UV-Aを防ぐ指数
4段階に区分され、効果の度合いを「+」の数で表示しています。
【PA+】効果がある(素肌の時より2~4倍遅らせることができる)
【PA++】かなり効果がある(素肌の時より4~8倍遅らせることができる)
【PA+++】非常に効果がある(素肌の時より8~16倍以上遅らせることができる)
【PA++++】極めて効果がある(素肌の時より16倍以上遅らせることができる)
■最後に
紫外線は年中降り注ぎ、私たちのお肌をじわじわと老化させています。季節や天候に合わせた紫外線対策をしっかりとして、大切なお肌を守っていきましょう。