書評 50歳からの人生戦略は「図」で考える 久恒啓一
著者のことを知ったのは、慶応通信在籍時に、夏のスクーリングで経済学を受講した時に、講座を担当していた大平哲先生が、著者の本を紹介していたのがきっかけ。経済学の勉強で、数字が出てくるなかで、図表化することでわかりやすくなるということで、勧めていたのが著者の下記の書だった。その後の勉強でも、なるべく図式化した記憶がある。
それから20年くらい経ち、自分も50歳目前となるなか、図書館で本に当たるなか、久しぶりに著者の名前を発見し、「50歳からの戦略」に遭遇した。「人生100年時代のライフデザインを考える」と前半部で触れた後、図解の基本について説明。その後、図表作成のノウハウを、著者自信のキャリア形成、また実際に作成した個人のクライアントの事例も交えつつ、紹介している。これからの人生を「起承転結」ではなく、「起承転転」でとらえて、図式を考えるというのが目からウロコが落ちる。自分も改めて図表化しようと考えた次第。