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書評 50代にとって大切な17のこと 本田健

著者といえば、ユダヤ人大富豪の教えが有名で、その後も多くの自己啓発本を世に放ち、最近はユーチューブでの動画配信も行っている。

今回、出された本は、著者の完全書下ろしかつ、年代別(20代・30代・40代も別途出版)に書かれた本で、小生は50代に入ったので、読んだ次第である。同書は22年初版で、50代を現在進行形で過ごしていた著者が、50代の読者に何を伝えられるかのコンセプトの下に書いたという。人生は下り坂に入ったとする一方、長寿社会になったなかでは、今が一番若いときだととらえることを説く。そのうえで、家族との向き合い方や仕事の距離の取り方、自分の時間の使い方などについて、50代以降の過ごし方についてアドバイスする。さらに50代を踏まえての引退の時期についての検討や、マクロな視点から世界何を残すかや、自分の器を知ることについて、考えるように促している。最後に「これから、何を大切に生きていたいか」の章では、『他の人から見れば、「そんなものが?」というものでも、自分にとって価値があるならそれでいい」わけです。』と、50代をいかに後悔せずに過ごしていくかの重要性を強調する。これからを無駄に過ごさないようにするために、ぜひ読んでおきたい1冊。他の年代の方もそれぞれの年代の本読んで欲しい次第。

#書評 #本田健 #自己啓発 #50代