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ふんわり感想文

 標野凪さんの喫茶ドードーシリーズ最新作の「いつだって喫茶ドードーでひとやすみ」を読みました。今回が喫茶ドードーシリーズは最後らしい書き方でした。

 以前の二冊も含めて感じてきた事ですが、標野さんは現代の小さな問題を掴んで形にするのが上手な人だなと思いました。特にコロナは大きな転換期として何度も出てきました。

 僕もコロナに学校のイベントを潰されました。文化祭では合唱+クラス発表(劇やダンス)+個人発表(弾き語り、漫才など)をしていたのですが、コロナ以降は合唱だけになってしまいました。修学旅行も例年は京都でしたが近くの遊園地…楽しかったのには変わりないですが規模が小さい‥

 とまぁ閑話休題、今回の話では店主のそろりにフォーカスが当てられた場面がとても多くありました。SNSによってそろりのお店も有名になり、いつでも満員、そうなれば疲れるのも当然のことで、そろりのゆったりした生活には合わない慌ただしい日々が続きました。

 お店に来る人がそろりと話し、頓知の効いたメニュー名のご飯を食べ、自分の中のモヤモヤを晴らしていくのには変わらないのですが、それでもお客さんも変わりつつあり自分で解決できるように…

 そろりの忙しくて煩わしいと感じるような、寂しいと感じるような気持ちが受け取れました。

 p.s.大学に入って標野さんのカフェに行けるように受験勉強頑張っていきます

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