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コーヒーの発見伝説 ーキリスト教vsイスラム教ー
皆さんはコーヒーの発見をご存知でしょうか。
コーヒーの発見には「キリスト教」と「イスラム教」の2つの伝説があります。(伝説なので、本当かどうかは定かではありませんが。。。)
今回はその2つの伝説について豆知識として紹介します。
カルディの伝説 (キリスト教)
『アラビア人のカルディという山羊飼いはエチオピアの草原で放牧生活をしていました。ある日、気がつくと、自分の山羊が楽しそうに飛んだり跳ねたりしています。そこで調べてみると、あたりに茂っている木になった真っ赤な実を食べていることがわかりました。そこで自分も食べてみると、とても爽快な気分になります。カルディは山羊と一緒に毎日この赤い実を食べ、元気に楽しく働いていました。あるとき、通りかかったイスラム教の僧侶がカルディたちの様子を見て赤い実の不思議な力にびっくりし、これを僧院に持ち帰り、仲間の僧侶たちにも食べさせたところ、甘ずっぱいおいしさに加えて、眠気がとれ爽やかな気分に。それ以来みんなすっかり魅せられ、魔法の豆として、密かに愛用されるようになったということです。』
https://www.keycoffee.co.jp/story/culture/history
シーク・オマールの伝説 (イスラム教)
『イスラム教の聖職者シーク・オマールは、疫病が流行っていたモカの町で、祈祷を捧げ、多くの人の病気を癒していました。ある時、モカ王の娘が病気にかかり、オマールが祈祷を捧げたところ病気は治りましたが、美しい娘に恋をしたオマールはオウサブという山中に追放されてしまったのです。
洞窟で暮らし、食べ物も満足になかったオマールはある日、美しい羽根を持った小鳥が木に止まり、陽気にさえずるのを見ました。そして、手を伸ばした木の枝先には赤い実がついていました。空腹だったオマールが、その実を口にしたところ、たいそう美味でした。彼はたくさんの実を洞窟へ持ち帰り、スープをつくりました。
それを飲むとたちまち爽快な気分になりました。その後、オマールの見つけたこの不思議な飲み物の噂は町へ伝わり、オマールは町へ戻ることを許されました。』
https://www.keycoffee.co.jp/story/culture/history
上記の発見以降、人々がコーヒーのゆで汁などを飲むようになり発展していったのではないか、と言われています。
エチオピア、イエメン両方発祥地を譲りませんが、最近ではエチオピアでされたと通説となっています。
コーヒー発祥とされるエチオピアからアラブ地域へと渡ったのは7−9世紀頃とされています。興奮作用などを持つ秘薬として利用されていたコーヒーの実は14世紀頃にはイエメンで飲み物としてコーヒーへと進化しました。