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DXという謎言葉、ふたたびーGoogleサイトで作るグループウェア(85)ー
この記事を読んで欲しい方
企業DXや校務DXの進め方に悩んでいる方
クラウドアプリの導入に悩んでいる方
①DXという謎言葉、ふたたび
以前、このような投稿をしました。
ここでは、DXには、守りのDXと攻めのDXがありますよという話をしました。
私が、ずっと「Googleサイトで作るグループウェア」でやっているのは守りのDXであり、攻めのDXではありません。
守りのDXは、木の根や幹に相当します。そして、攻めのDXは枝葉になります。どちらも木が育つためには大切で、表裏一体となってこそ、木は大きく成長します。
しかし、根や幹である守りのDXが出来ていないのに、枝葉の攻めのDXばかりやっている事例を、今までたくさん見ていますし、私はそれが正しいとは、どうしても思えないのです。
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②学校は、先ず校務DXから始めよ
つまり、学校へのDXの導入は、まず守りのDXである、校務DXから始める必要があると私は考えます。
ちなみに、学校での攻めのDXは、もうおわかりだと思いますが、教育DXと言われているものです。
いろいろなICT教材や設備、テクニックを使って、子どもたちにやっているものです。
つまり、学校DX=校務DX+教育DXという式が成り立ちます。
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これまでのGIGAスクール構想の中で、大きくもてはやされた部分は、実は教育DXという部分が大半でした。
教育DXは、教師は、内容的にも見栄え的も目立ちますし、教育研究を発表しても上司(校長や役人)には鼻が高い内容になり、業者もお金が儲かるからです。いわゆる三方良しです。
しかし、それは学校全体に定着しましたか? 教師個人のスキルのレベルから、広がりましたか?
なかなか広がっていませんよね?それは当然なのです。
なぜなら、教育DXは教師個人のスキルのレベルに、今まで以上に大きく依存するからです。
そもそもスキルのない教師には教育DXそのものが難しいのです。
③教育DXは教師のスキルにより千差万別
教育DXに関しては、私も教師の端くれですので、一家言も二家言もありますが、それは教師個人のスキルが大きく左右する部分でもありますし、未知の部分が非常に大きいと言えます。
山の頂上に登るにも、アマチュアからプロまでいて、さらにたくさんのルートがあるのと同じで、ほんとうに千差万別なのです。
でも、その部分は置いといてでも、今は、守りのDXである校務DXを進める必要があると考えています。
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④校務DXで学校全体が力をつけないと教育DXには永遠に辿り着けない
まさに、校務DXを導入して、教員も事務職も学校職員全体が、クラウドプラットフォームに慣れて、力をつけていくことこそ、学校という仕事場における学びそのものであり、それが、その先の教育DXにつながっていくのです。
どこぞの教員が、「文科省もそろそろGIGAスクールやめるんじゃない?そうすれば、なにもしなかった者勝ちだ!」と言っていたと小耳に挟みましたが、これでは、子どもたちも浮かばれないし、熱心に進めてきた先生方も浮かばれないことでしょう。
厳しいことを言いましたが、いまいちど、みなさんで考えてみてはいかがでしょうか?
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