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Googleサイトで作るグループウェア(23)ーフュージョン編①Microsoft365との合体ー
この記事を読んで欲しい方
Googleワークスペースを企業DXに導入したが、上手く広げられていない方
Googleワークスペースを導入しようと考えてる中小企業の方
無料のGmailやクラウドアプリだけ使っているテレワーカー
GIGAスクールなどでGoogle for Eduを導入している学校
①GoogleとMicrosoftの熾烈なクラウドプラットフォーム争い
この「Googleサイトで作るグループウェア」シリーズを閲覧・購読している方々はご存知だと思いますが、いまやクラウドプラットフォームはGoogleワークスペースとMicrosoft365(旧Office365)の2大巨頭の熾烈な争いの中にあります。
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しかし、Googleサイトで作るグループウェアでは、このグループウェアの中にMicrosoft365をフュージョンさせる仕組みを組み込む事が可能です。
これでもう、2大巨頭の熾烈な争いを横目で見ながら楽をすることが出来ますね。
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②パソコン版ドライブのインストール
まず手始めに、パソコンのファイルシステムにGoogleドライブを直接組み込んで、クラウドのGoogleドライブと同期させることができる、①パソコン版Googleドライブをダウンロードして、インストールして下さい。(注:このパソコン版ドライブはARMチップ版のWindowsOSには対応していませんのでご了承下さい)
また、②Googleドライブ用アプリケーション ランチャー(Google)拡張機能をChromeにインストールして下さい。
この2つをインストールすることで、ブラウザー上のGoogleドライブ内から、スタンドアロン版Officeでファイルを直接起動できるようになります。
実際には、ブラウザー上のGoogleドライブ内に保存したOfficeファイルから、「ファイルを右クリック>アプリを開く」を選択して、対応するアプリケーションを選択すること(ここではExcel)で、PC上のスタンドアロン版Officeアプリが起動してファイルが開きます。
この機能は非常に強力で、デスクトップ環境とクラウドトップ環境を自由に混在させて利用できるようになります。
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実は、この段階であっても、かなりOfficeとの親和性が上がり、混在環境での操作が格段に楽になってきていると思います。
ただ、残念ながら、Microsoft365で利用しているクラウド上のOneDriveの中身をクラウド上のGoogleドライブと同期・共有させることは、まだできていません。
あくまでも、スタンドアロン版OfficeのファイルをGoogleドライブで管理している場合のみでの操作方法になります。(え?OneDriveは面倒くさいので使ってない?笑)
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さて、フュージョン編①はまだまだ予行演習の段階です。
次回からは、MIcrosoft365をグループウェアに登録し、さらにMultCloud(マルチクラウド)を使った、本格的なフュージョン編に入っていきます。(続く)