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【北海道】命惜しくば窓あけるべし…神宿るオンネトーの湯ー足寄町・野中温泉ー
ただ身体を温めるだけでなく、地元の人に愛され受け継がれる、心の奥底まで温まる温泉が数多く存在します。
広い広い北海道の大自然が生んだ温泉には本州などではなかなか見ることができない気持ちよくも強烈な温泉も存在します。
今回は絵のような美しさを誇る神の湖オンネトーのそばに位置する秘湯、
野中温泉
をご紹介します✴️
◎神の湖に抱かれて
高速足寄(あしょろ)インターから阿寒へ続く国道241号を走っていくと途中で山へと続く道へと向かう。
延々と続いていく林道の先に忽然と現れるのがオンネトーです。
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雌阿寒岳を臨む場所に広がるオンネトーは透明度が高く、美しい青色を我々に見せますが、何か人を拒むかのような幻想的な雰囲気を醸し出す場所のように感じます。
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オンネトーから少しだけ道を戻ると、人気もない場所にひっそりと建物が見えてきます。そこが、宿泊施設も備えた野中温泉です。
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中に入り入口で入湯料を支払います。
大人500円。当然ながらかけ流し温泉というのに気持ちが高ぶります。
こんな場所にもかかわらずここは民営の国民宿舎ということでした!
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エゾ松の原生林に囲まれた、まさに静寂境に建つ宿。天然記念物「湯の滝」までは車で10分徒歩20分。北海道三大秘湖「オンネトー」までは車で5分。湖面に映る雌阿寒岳と阿寒富士の姿は、まさに神秘の世界。大自然にたたずむ手造りの露天風呂では、満天に輝く星を満喫できる。湯量豊富な硫黄泉は、釘を1本も使わない総トドマツ造りの湯船と相俟って肌に心地よい。
なるほど、ここは雌阿寒岳への山登りをされる方の拠点としてでも利用されているようです。
オンネトー周辺の神秘的な雰囲気の中、いつか歩いて上がっていけたらと考えていました。
フロントを入って右側を進んでいくと浴場。 すると更衣室に気になる文字
「硫化水素中毒防止のため扉は開けっ放しにしてください」
なんと、そんなにヤバイの!?
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中はエメラルドグリーンのような美しい温泉がわいています。
湯湧き口からドバドバと流れるのが頼もしい限り✨
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ただ、確かに香りは強烈!
鼻をつく香りがあたり一面に漂っていて、閉めっぱなしだと命が危ういというのも頷けるものです。
それでも、木でできた湯屋の雰囲気とこの良質の湯はたまりません。
せっけんや洗い場はないので、持参をするようにしましょう。
外には小さめですが露天風呂がありますが、さすがの北海道の外の空気にさらされ!少しだけぬるめになっています。
オンネトーの神様に抱かれる名湯。ぜひとも一度お入りになってくださいね。
塩化物泉(硫黄泉 硫化水素型)
日帰り入浴 10時~18時迄
)露天風呂は11時から)
大人500円小学生200円幼児100円