柳原良平主義〜RyoheIZM 33〜
絵本作家として柳原良平は絵本作家としても知られている。本コラムでも紹介した『しょうぼうてい しゅつどうせよ』(福音館書店刊)などは1964年、柳原が寿屋(現サントリーホールディングス)を退社し、サン・アドを立ち上げた年、つまり広告制作で超多忙だった時期に出版されている。ちなみに、このとき柳原は33歳。
翌1965年には、これも本コラムで紹介した『三人のおまわりさん』(学習研究社刊)で独特な挿絵を描いている。ただこの2冊は、ともに作者がおり、柳原は絵のみを担当。だがその後、柳