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一人旅は主婦自立のはじまり

精神的・経済的に自立をしたかった私。
一人旅を始めたのは良いきっかけになったなぁという話です。

一人旅を始めたのは、子供が10歳になったころから。

そこから10年以上、ほぼ毎年行っている。

3-4回家族や友人とも行ったこともあり、それはそれでもちろん楽しく嬉しい時間だったが、「一人旅」にはまた違う意味合いがあるのだ。

始めた当初は、家族優先の生活をしていて、「ひとりになる時間」を渇望していた。だから、24時間全て自分のためだけに使える旅の時間はとても貴重だった。

※最初の数回は、あんなにひとりを渇望していたのに、夕方旅先で家族連れを見かけた時などてふとさみしい気持ちに飲み込まれたりもしたけど(笑)

また、一人旅は、何かあってもひとりで解決するのが基本。その上で現地の信頼できる方に相談する時も、もちろんひとりだ。

自分で考えて責任を持って行動しなければならないのは、24歳という若さで家庭に入った私にとって、「自立」の訓練のひとつになった。

あの頃は、何をするにも夫(5歳年上)に甘えていた。

そこから数十年。数年前には、家族と話し合い「卒母」「卒妻」した。とくに別居や離婚はなく仲は良いほうだと思う。

今は例えて言うなら「シェアハウス」的な感じだろうか? それぞれ生活費を出し合って家事も分担している。

ごはんを食べたい時間帯も食べ物の好みもバラバラだから、基本各自自分で用意し、気が向けばたくさん作ったときはおすそわけとかする時もある。

特に決めたりしていないが、なんとなく1日最低でも1回はお互い顔を合わせ「今日も元気にしてるよね」と確認する暗黙の了解もある。

これらを考え合わせると「今の生活はこの香港一人旅から始まった」と言ってもいい。年月をかけて短い香港旅をひとりで繰り返すことで、精神的そして経済的に自立をしたいという思いをより強く持つようになっていったのだから。


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