香港は私の原動力⑤ 伝統スイーツ
香港旅は私の原動力、生きるエネルギーだ。
香港は「医食同源」「薬食同源」といった中医学の考えが浸透している。
この観点から健康維持に役立つスイーツが存在する。私も旅の間の小休止や夜食に利用している。
今まで食べたもの🥣
※ちなみにプラントベースの食生活を始める前に食べていたものも含まれている
漢方薬と亀の甲羅を煮出して作ったもの。このままだと苦いので、甘いシロップをかけて食べる。
美顔・便秘・夏バテ・喉の痛みにデトックス効果が期待できる。
個人的な感想だが、実際にこれを食べたあとは、かなりすぐトイレが近くなり、翌朝には体がスッキリしている。
豆乳を食用の石膏で固めたフルフルとやわらかな豆腐に、緑豆のお汁粉をかけたもの。
豆腐花でタンパク質を補う。また、緑豆のお汁粉には、解毒や体内の余分な熱を外に出す効能があるので、とくに暑い夏の香港旅でバテるのを予防したい時に食べている。
杏仁には、咳を鎮めるなど肺の働きを補う効能がある。中医学で「肺が整うと肌も整う」と言われ、昔レントゲンなどない時代に、肌の状態を見て肺の具合を推察する手段のひとつになっていた。
このことから、「美肌効果」も期待できるスイーツなのである。味も香りも、杏仁豆腐そのもの。肌寒い日に温かいものを飲むと体にしみる美味しさだ。
ひとつ上に記した「杏仁露」に、煮て柔らかした白キクラゲを入れたもの。
白キクラゲには、肌のキメを整えるなどの美肌効果を持ち、杏仁との相乗効果が期待できる。
抗酸化の紫米・むくみ予防に良いとされる小豆のお汁粉。そのままでもうすら甘く素材の香りが活きているのが魅力だが、ココナッツミルクを加えると、さらに旨さがアップする。
緑色はピスタチオの色。ほんのり甘く香りよくモチモチしている。ピスタチオには、消化器系を温める効能があるので、お腹の冷えやむくみ・食欲不振などに良いとされる。温めたものを食べる。
あまり精製していない砂糖の香ばしい香り(黒糖のような)と、独特のモチモチ食感。小豆も良いアクセントになっている。小腹を満たす昔ながらのおやつのひとつ。
こちらも甘みは強くなく、砂糖・米粉・小豆の香りがなんともほっこりリラックスする。
残念ながら写真が残っていないのだが、このほかにも「酒粕が香るお汁粉」「湯葉と蓮の実の甘いスープ」「大きく切ったさつまいもがゴロゴロ入る生姜の甘いスープ」「蓮の実入り黒ごま汁粉」などなど、素材を活かし甘さ控えめの健康的なスイーツがたくさんある。
これらの伝統スイーツは「◯◯甜品舖」または「◯◯甜品専家」といった文字が店名に入るのでわかりやすい。
また、夜食にべられることが一般的なので、14〜15時以降から夜中まで開店しているお店がほとんどである。
次回は香港ならではの飲食店「茶餐廳」について書いてみる予定です。
もしよかったらまた遊びに来てくださいね🫶