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造船のおもしろ豆知識集

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2021年1月の記事一覧

貨物の種類によって船の速力が違う? 造船のおもしろ豆知識集#7

貨物の種類によって船の速力が違う? 造船のおもしろ豆知識集#7

導入編はこちら↓

貨物船は、船の種類(貨物の種類)によって速力が違います。一般的に積み荷の単価が高いほうが船の速力が速いです。聞いた話ですが、速力は海上保険料によって決まるそうです。海上保険というのは、貨物を船で移動させるとき、もしも事故が起こったりして沈没したり、貨物を海に落としてしまったときに保障する保険です。積み荷の単価が高いほど保険料が高く、海上を移動している時間が長いほど保険料が多くか

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船の契約、商社の役割 造船のおもしろ豆知識集#6

船の契約、商社の役割 造船のおもしろ豆知識集#6

導入編はこちら↓

今回は、専門外ではありますが、聞いた話をベースに書きます。

貨物船というのは、一隻だけで何十、何百億円と非常に高額なうえに、受注から引き渡しまでの建造に少なくとも2、3年以上と時間を要します。
そのため、発注側の船主(オーナー)、受注側の造船所の双方にリスクが存在します。発注側は大金を払ったのに納期までに竣工できてなかったり、そもそも竣工できなかったとしたら、たいへんなことに

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船の”心臓部” ~機関部設計とは~ 造船のおもしろ豆知識集#5

船の”心臓部” ~機関部設計とは~ 造船のおもしろ豆知識集#5

 
導入編はこちら↓

造船の設計で分野ごとに担当グループが大きく5つに分けられる、と書いた(↓)のですがその中の機関部についての詳細が今回の内容です。

クルマでも大型船でも、推進力を発生させるエンジンとその周りにはエンジンを動かすための付属する機器が多数あります。それは同じなのですが、大型船の機関室(エンジンルーム)はクルマとはスケールが大きく違います。機関は「推進プラント」ともいうくらいで、

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機械系出身で船を設計できる? 造船のおもしろ豆知識集#4

機械系出身で船を設計できる? 造船のおもしろ豆知識集#4

導入編はこちら↓

造船の設計には大きく分けると5つの担当分野があると前回書きました。

・性能
・構造(船殻とも)
・船装
・機関(機装とも)
・電装

新入社員が造船部門の技術系として配属されるとき、この5つの上の三つが造船系、機関は機械系、電装は電気系出身のひとが原則配属されます。(例外もあります)

たまにある誤解が、機械系で流体を専門でやったからそれを活かして造船の性能開発や船形開発がで

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何屋さん? ~部署・担当構成 造船のおもしろ豆知識集#3

何屋さん? ~部署・担当構成 造船のおもしろ豆知識集#3

導入編はこちら↓

造船の設計は受注の前と後で基本設計、詳細設計と分かれていますが、どちらも担当部分/分野ごとにだいたい大きく以下の5つに担当グループがわかれています。これは会社がちがっても概ね同じかと想像します。ちなみに通称機械屋さんとか電気屋さんとか専門のこと~屋さんとか言ったりもします。

・性能・・・船のスピード、馬力をきめる。流体力学を使った船体形状の設計。適用規則全体のとりまとめ。

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船は受注生産 引き渡しまでの流れ 造船のおもしろ豆知識集#2

船は受注生産 引き渡しまでの流れ 造船のおもしろ豆知識集#2

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おおよその建造して引き渡しまでの流れはこのようになります。

基本設計(標準型開発)→営業→基本設計(顧客要望おりこみなど)→受注→詳細設計→調達→工程管理→製造→検査(品質保証)→引き渡し

基本設計の段階で、技術面での仕様とそれに対する価格で顧客と合意し、その後営業担当が契約条件を詰めて合意にいたると「受注」となります。設計といっても前段階と後段階で大きく二つに分けることが

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造船って?船?どんな船なの?造船のおもしろ豆知識集#1

造船って?船?どんな船なの?造船のおもしろ豆知識集#1

導入編はこちら↓

船っていうとクルーズ船、フェリーなど、客船を想像するかたも多いと思います。もちろんそれらも船ですが、世の中には一般の方にはなじみが薄いと思われる船がたくさんあります。船を大きく分けると、官公庁船(巡視船など)、艦艇(護衛艦など)、商船(貨物船、客船など)に分けられます。
 商船(貨物船、客船など)にも外航船、内航船があります。国内のみか、海外を行き来するかのちがいで、ふつう外航

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造船のおもしろ豆知識集#導入編

造船のおもしろ豆知識集#導入編

 さて、僕の職務経験をシェアすることで、知識・経験が他のかたにもいかせるように。。一通り読めば、あなたも〇〇博士!みたいな、へ~詳しいねと言われる豆知識集です。このマガジン・記事は、以前の私の業務である造船の機関部設計を中心に書いていきます(たいした経験は積んでませんが)。あえて体系的にはまとめずに、浅く広く思いついたものをまとめていきます。
専門外の方でも興味を持ってもらえるように面白い内容を、

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