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物事を正しく捉えるには

「今日は雨が降っている」

これは良いことでしょうか?悪いことでしょうか?
通勤が面倒くさいという見方をすれば、悪いことだと考える人もいると思います。
反対に、無人島で飲み水が確保できない人にとっては恵みの雨となるでしょう。

自分の置かれている状況によって、物事はプラスにもマイナスにも成り得るという話です。

しかし、冷静に考えれば、雨が降る自然現象に良いも悪いもないと思います。コントロールできないし。
でも「自分は不幸だ」とか「雨だから今日はツイてない」とか、そんな風に考えてしまうものなのです。

人間はこのように「認知がゆがむ」傾向があります。
この事実を知っておくと物事を正しく捉えやすくなります。

では、なぜ物事を正しく捉える必要があるのでしょうか?
それは、ビジネスでは正しい予測と対処が必要な局面が多いからです。

課題や問題を解決するにあたり、今起きている現象を正しく把握するのが出発点です。間違った捉え方で動くと、間違った対処をしてしまいます。
まずは正しく理解することが大切です。

なお、認知のゆがみを治すのは不可能なので「人間は認知がゆがむ傾向がある」と知っておくことが重要だと思います。

人間の脳には
①直感的に判断する
②論理的に思考する

という2つの相反する機能があります。

①は自動的に動くフルオート機能です。しかし②は意識しないと働きません。
そして②を開始するには、まず①で思ったことを否定するという、ストレスが発生する行動をとらないといけません。
この事実を知っておかないと、②を忘れてしまいます。

「認知は勝手にズレる」
ということをわかっておくと物事の見え方が変わるはずです。という話でした。

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