日本の教育の現状と取り組みとは②
今の日本は格差を是正するどころか拡大していくことを黙認する教育を進めているともいえる。もちろん資本主義の国家なので、すべての人に無条件で平等な環境を与えることは不可能であるが、能力のある人、可能性のある人、努力をする人などに対して、貧困層であっても機会の平等は与えられるべきである。
教育の機会平等であれば、日本では、義務教育費の無償化、さらに公立の高等学校授業料の無償化までは進んだ。しかし、本当の意味での高等教育に対する無償化はまだ進んでいないのが現実である。私立高校や大学、専門学校等に通う場合の教育費の負担はとても高額であり、貧困層にとっては進学機会や窓口が狭められているのも事実である。
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