公立校教員の休職数増加と残業代請求裁判について考える。

休職中の教員が多い現状を改善できてない事が大きな問題では?4年振りに増加した結果ではなく、2006年からほぼ横ばいになっており、全く改善する様子がない。少子化に伴い教員の数が減れば必然的に減るだろうという甘い見通しが今回の4年振りの増加と5千人付近から抜け出せない理由だろう。

個人的には労働環境が勤務時間含めて異常である事だけでなく、教員を守る仕組みが無い事も大きな原因だと思う。結局、大学卒業して即先生と呼ばれるようになるが、ノウハウなんて無い。研修や先輩教員から学ぶだけでは限界があるのではないか?根本的な改善をしなければダメだよ。

某メディアの記事にて「わざわざ裁判を起こした理由」というタイトルの記事が出ていたが、正直わざわざという表現に疑問がある。教育現場の方々が声を上げられない環境にあるからこそこの裁判が画期的であるのでは?各都道府県ごとに裁判を起こすしかない。サービス残業が当たり前、労働時間という概念がない事当たり前になり過ぎてる。子どもという人質がいるから逃げ出す事はない、ストライキもできないと分かってるからだろうね。

別のニュースでは臨時採用教員が4月1日から3月30日までの採用にして、3月31日を空白にすることで、継続的な採用となることを避けておりこの空白の1日により賞与が6%減となっている現状が話題となった。人員が足りないにもかかわらず臨時教員に頼り続けている現状に問題がある。正規非正規の露骨な差別をするが、仕事量に変わりはない。教育現場の労働環境はあまりにも酷過ぎるんだよね。

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