向田邦子賞に野木亜紀子さんの「獣になれない私たち」が受賞!現代のドラマ事情について考える。
新垣結衣さんと松田龍平さん主演のドラマ「獣になれない私たち」の脚本が今年の向田邦子賞を受賞。このドラマは野木亜紀子さんによるオリジナル脚本。大人の労働のリアル、恋愛のリアル、人間関係のリアルを描いた作品であり、視聴率は苦戦はしていたが、共感を生む時代に即したドラマだった。そのため、脚本がしっかりと評価されたのは個人的には素直に嬉しかった。良いドラマの評価基準は長年視聴率であったが、今は視聴率だけが指標ではない。
今の時代リアルタイムでドラマを観ることは若い世代はほぼないだろう。月9が平成前半の代表的な花形のドラマ枠であったが、夜の9時にまず帰ってテレビの前で観る時間がある人はかなり減ったのではないかと思う。そのため昔から録画をして観る層は一定数いたと思うが、近年は一層増えたのは間違いないだろう。それに伴いネットでの見逃し配信での閲覧も主流となった。一時期は有料での見逃し配信であったが、Tverなどのアプリで無料での見逃し配信が良い影響を与えたのは間違いない。
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