日本の教育の現状と取り組みとは①
現在の教育格差では、学力格差や進学格差が特に問題になる。学力格差においては学力低下論などが叫ばれ、「ゆとり教育」が廃止され、2011年度から新学習指導要領が実施され、授業時間数や学習する内容が大幅に増加する。「脱ゆとり」とよくいわれるがこれも正しくは一度減らしたものを元に戻しただけである。つまり、私を含む「ゆとり世代」は学習量が上の世代、下の世代に比べて少ないということになる。
この学習量の格差はいつか埋められるのだろうか。結局は自分の努力で埋めるしかなくなる。簡単にいえば実験材料に使われたのではないかとも思われる。また、「現在の教育の状況は、知識を身につける技術を習得することが目的となってしまっていて、学ぶことの最大の目的である「思うこと」=「問題意識」が欠如してしまっている。それと同時に他者を「思うこと」も失われてしまった。それが教育格差の根底に潜む問題ではないか。
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