紹介が難しい成果
「台本って、表に出す事ってあんまなくない?」
俺がボイスドラマの台本を書いていたときに思っていた事です。
だって結局の成果物はボイスドラマだもの。台本は設計図。
家が建ったぞバンザーイ! ってときに設計士がずけずけやって来て
「この家の設計図はコレだ!」って広げて自慢するのは違うでしょ。
当然ボイスドラマを聞いて欲しい。そのうち1/3くらいが俺の仕事。
話が面白いと思ってもらえたら重畳。演者の力もあるけどね。
しかし表に出られない難儀なポジションだなあと思ったりもしました。
だもんで、使ったら用無しになりフォルダにしまい込む台本を
誰でもアクセス出来る所に置くと言う声劇の文化が理解出来なかった。
今でもあまり理解出来てはいない。
だって誰でも使える訳でしょ。そのハンドリングが俺には出来ない。
散逸した物の責任を取れないし、取りようがない。
その結果様々な誤解を生んだとて、俺には弁解のしようがない。
俺はどう使われてるか見えないんだもん。知らんがなそんなもん。
俺がボイコネのローンチが終わった後も台本を置いていったのも、
名目上でも「ボイコネ以外での使用は禁止」と言う利用規約になっており
俺の目の届かない所で使われないからとの安心もあっての事です。
ボイコネ亡き後、前述の理由もあり台本置き場を利用しませんでした。
台本を気に入ったので今後も使わせて欲しいとの連絡を受け、
テキストファイルをお渡ししたのが一件だけです。
そうして俺の台本は、再び制作物フォルダにて永き眠りにつくのでした。
台本は設計図、本番はボイスドラマの成果品。
我が盟友であるかにぱんから、
「原作者としてボイコネのアーカイブを投稿する許可を欲しい」
との連絡を受け、これに許可しました。
台本じゃないからね。アーカイブだから。OKですよそりゃあ。
そんな感じの作品群がこちらです。
大体こんな感じかなあ……?
台本を表に出す気が無いので、やはり成果品を出すしか無い。
きちんとアーカイブを残すマメな性格のかにぱんに感謝です。
以上で作品紹介とさせていただきます。
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